【チャット解説より、永瀬拓矢四段】
「32手目の△7四歩に対して▲6五歩はやってはいけない手で、△5三銀と引かれて痺れてしまいます。後手の工夫はこの段階での6一金が動いてないのが工夫ですね」
「△7四歩に代えて△5一金も自然ですが、▲6五歩△5三銀▲3三角成△同銀▲7一角(参考1図)で痺れてしまいます。ただ△5一金の展開は▲6五歩△4二角が自然です」
「33手目に▲6五銀があるかも知れません。▲6五銀に一例は△8四飛▲9五角△9四飛▲9六歩△5三銀▲5六銀(参考2図)の様な展開も考えられます」
「33手目の▲3九金は穴熊にとっての貴重な手ですね。以下は△4二角▲6五歩△5一金▲4五歩△3三銀引▲4七銀(参考3図)の様な感じが先手のねらいだと思います」
「深浦王位が早い段階で△7四歩としたって事は6一金型のまま戦いを起こす事もあるかも知れません」
(翔)