連続長考 △5八角成に49分の時間を使い▲4二成銀と指された手に、また長考する羽生名人。時間の使い方が何か変調ではないかの声がとぶ 青野照市九段、藤倉勇樹四段、中村真梨花女流ニ段も控え室へ。勝負所を迎えて、控え室の人口密度も高くなり、室温も上がってきた。 控え室へ深浦王位も登場。モニターを見つめている (吟)
16時頃の控え室 16時頃▲5三銀成と踏み込んだ局面。消費時間は▲広瀬2時間42分、△羽生1時間42分。控え室の検討通り、激しい順となった。△5八角成▲4二成銀に△同金上と取るか△同金寄と取るか悩ましい。居飛車持ちの棋士もいれば振り飛車持ちの棋士もいる。見解のわかれる局面と言える。15時50分頃、階下の事務局へ降りていくと、ウーロン茶を持った広瀬五段とすれ違った。16時対局室へ棋譜を取りにいった時にも、まだ席には戻っていなかった (佐藤天彦五段) 口頭で検討する戸辺六段と佐藤(天)五段 森下卓九段と山口恵梨子女流初段 (山口女流初段) 「えっ私ですか?ありがとうございます」と笑顔の森下九段 (吟)
15時過ぎの控え室 △7七歩成に▲同角と取った局面。ここまでの消費時間は▲広瀬2時間6分、△羽生1時間38分。 図の局面から△5四歩と羽生名人が打った。ここから▲5四同銀△7七飛成▲同桂△6九角▲5三銀成△5八角成▲4二銀成△同金上(下図)が戸辺六段と上田女流二段で検討され、「これは居飛車持ちですね」と口を揃えた (吟)
14時過ぎの控え室 「今日は勉強に来ました」と戸辺六段。今期の王位リーグ白組を大いに沸かせた。初手から並べかえして確認する 島朗九段もモニターに目をくばり、進行を確認している (飯野健二七段) 四間飛車穴熊を得意とする上田初美女流二段。当然、広瀬五段側を持って検討している。最近は居飛車も指しこなす (吟)
田村康介六段 14時から対局を行う田村康介六段。対局前に控え室を訪れて検討をじっと見ている 消費時間は▲広瀬1時間31分、△羽生1時間2分。▲3四歩に羽生名人が△4二角と引いた局面。記者が棋譜を返しに対局室へ入室すると、羽生名人は上着を脱いで、半袖のワイシャツ姿で前傾姿勢で読み耽っていた (吟)