2013年2月15日 (金)

滝七段の見解

51昼食休憩の局面で滝七段に見解を聞いた。
「▲6五歩(37手目)の仕掛けは機敏だったと思います。居飛車党であれば穴熊に組んだ先手を持ってみたいと思うでしょう。先手の4八金がちょっとつらい形ですが、▲7五歩(図)から▲7四歩を見せられて後手も忙しい。図で△2五飛は▲同飛△同桂▲4四歩△5四銀▲同銀△同歩▲4三歩成△同金の味が良さそうです。後手の形を乱しただけでなく、▲4九歩の底歩も利くようになります。先手が少しやれるのではないでしょうか」(滝七段)


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(立会人の滝七段)

(牛蒡)

昼食休憩

5112時、図の局面で昼食休憩に入った。休憩までの消費時間は▲上田1時間17分、△里見1時間19分(持ち時間、各3時間)。昼食の注文は里見女流名人がうな重・竹(ふじもと)、上田女王が玉子雑炊(みろく庵)。対局は13時に再開する。


(牛蒡)

控室にお菓子の差し入れ

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(桜の和菓子)

(牛蒡)

先手が仕掛ける

3736手目△4三銀に上田女王が▲6五歩(図)と仕掛けた。滝七段はすぐに△6五同歩▲同銀△4五歩▲同歩△3六歩▲同歩△4六歩▲4八金△3六飛▲4四歩△5四銀▲3七歩△3五飛▲5四銀△同歩▲2四歩(参考図)を継ぎ盤に示す。


S37参考図の▲2四歩が手筋の突き捨て。さらに進めるなら△6六歩▲同角△6五飛▲6七歩△2四角が一例だが、「2四角が質駒だからねえ」と滝七段。この変化は後手が思わしくないようだ。先手陣は金銀2枚とはいえ穴熊である。後手は丁寧な指しまわしが求められる。


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(早い時間帯から仕掛けた上田女王)

(牛蒡)

鳩森八幡神社

鳩森八幡神社では梅の花が咲き始めている。
春はすぐそこまで近づいてきているようだ。

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(こちらはツバキ)

(牛蒡)

里見女流名人が長考中

35図の局面で里見女流名人が最初の長考に入った。その2手前に先手は▲4七金と上がっている。どうやら先手は3筋を収めて、次に▲6五歩から動く手を狙っているようだ。ならば後手はどのような形で待つべきか。滝七段は△5四歩、△9五歩、△1二香、△4三銀を候補手に挙げている。


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(里見女流名人は序盤から時間を使っている)

(牛蒡)

10時ごろの控室

対局は25手目まで進み、すでに前例はなくなっている。しかし序盤戦ということもあって控室はなごやかな雰囲気。本格的な検討開始は、しばらく先になりそうだ。
控室にはスポーツ報知(本棋戦主催)の本日の朝刊が置かれていた。両対局者の抱負が掲載されている。

【女流名人位戦】里見女流名人、4連覇へ「ミスなく指せれば」

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(滝七段=手前と田丸昇八段)

(牛蒡)

対抗形

17上田女王は第2局に続いて居飛車を採用。対する里見女流名人は角道を開けたまま四間飛車に構えた。角交換四間飛車のオープニングかと思われたが、里見女流名人は角を換えずに12手目△3二飛と振り直す。一連の手順について、吉田五段は「一手損で升田式石田流に組む狙い。実戦例が少なくて未知の部分が多い」と解説する。第2局の阪田流向かい飛車もそうだったが、里見女流名人が趣向を凝らした序盤戦を展開している。


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(上田女王は対抗形が得意。居飛車と振り飛車のどちらを持っても指す)

(牛蒡)

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