棋士室
棋士室に入ると人だかりができていました。
中心にあるのは本局の継ぎ盤。
終盤戦ということで、熱のこもった検討が行われています。
写真が並んでいた局面。
本譜85手目▲7八同飛に、△8七竜▲同玉△6七銀▲7一と△7八銀▲同玉と一直線に進めた変化です。
この局面で先手玉に詰みがあるかどうか調べられましたが、現在は「詰みなし」が結論のようです。
「俺やったら諦めきれへんけどなあ」とは山崎隆之七段。
いかにも詰みそうな形をしているので詰み筋を探してしまいそうですが、
上部に抜けるルートがあり追い切れないとのことでした。
△6七銀が詰めろでないなら、後手は別の寄せを探す必要があります。
後手の穴熊は遠いですが受けは難しい形です。
「と金の攻めなので、後手は受けてもぼろぼろにされて負けそうですよね」(糸谷哲郎六段)
(若葉)


力のこもった中盤戦。
本譜も▲5三歩に△同飛と進みましたが、そこで▲6八角△5六歩▲3五角がうまい角の活用。▲5三歩の効果で角の飛び出しが飛車取りになっています。
里見女流名人がうまく切り返したかに見えましたが、そこで△5七歩成が巧妙な成り捨てでした。▲同金と取らせることで、△5四飛▲4五銀△5二飛▲6四角に△5七飛成と金を取り返すことができます。









