岡田美術館杯女流名人戦中継ブログ

12時０分、この局面で清水女流六段が９分使って昼食休憩に入りました。消費時間は▲里見１時間33分、△清水１時間８分。対局は13時に再開されます。
対局者の昼食は特製弁当です。

（紋蛇）

昨日に訪れた、「こうのとりの里」をご紹介します。

コウノトリは国の特別天然記念物で、1970年代に日本で絶滅しました。「こうのとりの里」は生物多様性の保全・回復の取り組みとして、生物多様性のシンボルとしてコウノトリの舞う里を目指した施設です。平成24年12月4日に多摩動物公園から２羽のコウノトリを譲り受け、飼育を開始しました。

（ケージの中には、つがいのコウノトリ）

（飼育員の説明を聞きながらコウノトリを観察）

（コウノトリの剥製の前で記念撮影）

（今度は折り紙で作られたコウノトリを持ってカメラに収まる）

（紋蛇）

△６四歩に里見女流名人が１時間以上も考えています。時刻は11時を過ぎました。

（紋蛇）

現地では地元の関根金次郎支部の方を対象に指導対局が始まりました。

（片上六段）

（門倉四段）

（貞升女流初段）

（紋蛇）

ツイッター解説は高見泰地五段が務めています。日本将棋連盟モバイルでご覧になれるほか、棋譜コメントにも転載されます。

（昨年の印象を語る高見五段。前期に野田市で行われた大盤解説会の解説を務めた）

（紋蛇）

10時になり、午前のおやつが出されました。

（里見女流名人はホットカフェオレ）

（清水女流六段は栗のロールケーキ、ホットカフェオレ）

（紋蛇）

戦型は中飛車。前夜祭の見どころ紹介では「直近の対清水戦の先手番で２連敗している戦法なので、ほかの場所に振るかもしれない」と言われていましたが、里見女流名人は５筋を選びました。

対する清水女流六段は△５三金。△６四金と繰り出せば、▲４六金戦法と呼ばれる形になります。昭和の時代によく指された戦法で、後手は薄い玉形をカバーできるかがポイントです。

（里見女流名人）

（清水女流六段）

（紋蛇）

 （里見女流名人は８時53分に入室）

（清水女流六段は２分後に入室）

（すぐに駒箱が開けられた）

（９時、対局開始）

（紋蛇）

おはようございます。本日の野田市は晴れています。

本日のスケジュールは、以下の通りです。

09:00　対局開始
10:00　午前のおやつ
12:00～13:00　昼食休憩
15:00　午後のおやつ

（紋蛇）　

（対局者の退席後、見どころが語られた。マイクを持つのは田村七段、門倉四段、貞升女流初段）
田村「明日の戦型予想は、結構簡単ですよね。里見さんの振り飛車と、清水さんの居飛車で」
貞升「どこに振るのかも注目ですね」
門倉「里見さんが先手で中飛車にして、直近では２局とも清水さんが勝たれています。なので、違うところに振るのかどうか注目しています」
田村「私は、本当は中飛車だと思っているんですけどね。悔しいともう一回中飛車で、と私なら思うんですけど、里見女流名人はどうなんですかね」
貞升「最後に見どころをお願いします」
田村「そうですね。前の２局は、里見女流名人が出遅れ気味の序盤になっていましたので、このままの状態だと清水さんに持っていかれてしまうと思います。里見さんがどこまで序盤を修正してくるかが勝負でしょう」
門倉「どちらにしろ中終盤は熱戦になるのかなと思います」
貞升「明日も大盤解説会で解説させていただきますので、是非ご覧いただければと思います。ありがとうございました」

（中締め　芝田栄太郎・関根金次郎支部副支部長）

（撮影：紋蛇　文字起こし：八雲）
（紋蛇）