« 西山女流名人が1勝を返す | メイン | 大盤会場へ »

2024年2月 4日 (日)

終局直後

Dsc_2598(西山女流名人がシリーズ1勝目を挙げた)

――▲4五歩(29手目)から▲3七桂の構想について。

西山 あまりない形ですが、▲4五歩に△3三銀の形になると思っていたので、それでつり合いが取れていると思いました。

――8筋から反撃されたあたりの対処はいかがでしたか。

西山 もう少し(ほかの)対処があったかと思ったのですが……。先手が苦しい可能性もあるのかなと思いながら指していました。

――▲6三と(73手目)のあたりはどうでしたか。

西山 感覚で指してしまった部分があって、形勢が思わしくないのかなとは思っていました。

――△7三飛(76手目)について。

西山 ▲2五桂(75手目)までは進むと思っていました。そこでもう少し寄りがあるイメージだったので、そのあたりが誤算だったかなと思います。

――どのあたりでよくなったと感じましたか。

西山 ▲7四歩(103手目)のあたりで攻めが続いてきていると思っていました。

――対局を振り返って。

西山 互いの飛車先で戦いになって形勢判断が難しかったんですけど、▲5三銀(61手目)あたりから勝負になっているかなと思いました。

――これで1勝を返しました。

西山 また1局指せるということで、しっかり準備して挑みたいと思います。

Dsc_2602(敗れた福間女流四冠)

――序盤の構想について。

福間 考えながら指してました。

――8筋から攻めていったあたりは。

福間 よくできそうかなと思って踏み込んだのですが、本譜はあまりよくなかったかもしれません。

――△7三飛(76手目)あたりの感覚はどうでしたか。

福間 何かあるのかなと思って指してました。

――どのあたりで厳しいと感じましたか。

福間 2五の桂を取られる形になったので、もうちょっと何かなかったかなと思うのですが。いや、ちょっと苦しいのかもしれないです。

――本局を振り返って。

福間 難しい将棋だったと思います。途中から指し手の一貫性がなかった気がします。そのあたりがどうだったかと思います。

―― 一貫性がなかったとは。

福間 具体的にわからないまま指していたので。

――第4局に向けて。

福間 変わらず頑張っていきたいと思います。

Dsc_2611(終局直後にインタビューがあった)

Dsc_2620

(牛蒡)

カテゴリ