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2024年2月24日 (土)

前夜祭(2)

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(主催者あいさつ 報知新聞社・依田裕彦代表取締役社長)

「50期という大変大きな節目を迎えた今回の五番勝負は、8つある女流タイトルを四冠ずつ分け合う西山朋佳女流名人と福間香奈女流四冠による、まさに頂上対決と呼ぶにふさわしい対局になりました。西山女流名人が星をタイに戻し、勝負の決着を最終局へと持ち込むのか。あるいは福間女流四冠が勝負を決めて、女流名人に返り咲きを果たすのか。明日の対局は、お互いの気持ちがぶつかり合う大熱戦になると、たくさんの将棋ファンの皆さま共々、期待をしています」

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(主催者あいさつ 清水市代・公益社団法人日本将棋連盟常務理事)

「第4局開催の立役者の吉田(正裕・大本山大聖院座主)さまとのご縁は6年ほど前、京都の世界遺産・仁和寺になります(注:吉田座主は当時、真言宗御室派の総本山、仁和寺の執行長を務めていた)。そのとき吉田さまはお忙しかったのですが、ちょうど見頃のおぼろ桜をご案内いただき、そのときに即断即決で将棋界のビッグタイトル(竜王戦)をご誘致いただきました。そこからのご縁なのですが『いつか女流棋戦を』という話をさせていただき今回の実現になりました。五番勝負の第4局、本当に大きな一番になります。盤上だけではなく、盤外の心理戦もお楽しみいただければと思います」

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(共催者あいさつ 椋田昌夫・宮島弥山空海生誕1250年記念事業実行委員長)

「宮島は一時期コロナ感染症で非常に大きなダメージを受けました。昨年のG7で息を吹き返し、そしてまた、このイベントで花を添えて。実行委員会としても ここ世界遺産の宮島の歴史や大自然を感じながら対局していただければと思います。多くの皆さま方にご協力いただきましたことに感謝し、今後の将棋界のご発展と、宮島、広島の隆盛を祈念しております」

(撮影=翔、書き起こし=夏芽)

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