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2021年1月16日 (土)

賀詞会

18時過ぎから箱根仙石原プリンスホテルで関係者のみの賀詞会が行われました。

Dsc_7030(会場の様子。コロナ対策のため最少人数で行われた)

Dsc_7043(丸山伸一・報知新聞社代表取締役社長)

「お正月の風物詩、箱根駅伝は例年よりも静かなレースになりましたが、テレビ視聴率は過去最高だったそうです。コロナ禍であっても、注目される国民的行事だったと感じます。同じく注目度が高まる一方の将棋界、なかでも歴史と伝統のある女流名人戦が今年も岡田美術館で第1局が行われます。熱い戦いを繰り広げていくのを期待しています」

Dsc_7075(佐藤康光・日本将棋連盟会長)

「里見女流名人は12連覇がかかっています。普段から高い勝率を挙げられていますが、女流名人戦は顕著です。加藤女流三段はリーグ戦全勝で、ここ10年では3回目です。過酷なリーグでなかなかできないことですので、充実ぶりがうかがえます。ふたりだと居飛車対振り飛車、アマチュアの方々にとって関心のある戦型が予想されます。女流棋士の皆さんも、実力向上がめざましいので、レベルの高い五番勝負が期待されます」

Dsc_7103(里見香奈女流名人)

「コロナ禍で開催されるかが分からないなか、今日ここにくることができて本当にありがたいことです。コロナ禍のなかで開催にご尽力いただきました皆様、本当に大変だったと思いますが、感謝申し上げます。明日は自分の持っている力をすべてぶつけられるように努めたいと思います」

Dsc_7111(抱負を語る里見女流名人)

Dsc_7143(挑戦者の加藤桃子女流三段)

「箱根に来るのは昨年、女流名人戦の聞き手以来です。今日は観光や温泉を楽しませていただいて、対局前の少しの間に羽を伸ばさせていただきました。コロナ禍のなかでタイトル戦を開催していただいて本当に大変だったと思いますが、ご尽力いただいた皆様、ありがとうございます。対局できる喜びを盤上に表現できたらいいなと思っております」

Dsc_7138(期待を胸に加藤挑戦者)

Dsc_7163(小林忠・岡田美術館館長と記念撮影)

Dsc_7175(エアーグータッチのポーズで記念撮影に応じる両対局者)

Dsc_7184(中締めのあいさつをする清水市代・日本将棋連盟常務理事)

「対局者の情報収集にいちばんよいのは、報知新聞の王手報知です。報知新聞のインタビューを拝見しますと、里見女流名人は『自分の力を出し切るだけ』、加藤女流三段は『正々堂々と戦いたい』と、強い思いの伝わってくる文章を拝読しました。このふたりのシリーズです。熱戦にならないはずがありません」

本日の中継は以上です。明日の第1局をお楽しみに!

(撮影=琵琶、書き起こし=紋蛇)

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