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2017年1月22日 (日)

終局直後の様子

Img_1312終局後、両者にインタビューが行われた。

Img_12882連勝の上田女流三段。

【上田女流三段の談話】
――序盤、端から果敢に攻めていかれましたが予定だったのでしょうか。
「いえ、予定ではなかったです。やってこいという形だったのでいってみたのですけど、よくわからなかったです。▲4八玉(7手目)だったので、角交換から△4五角をやってみたくなったんですけど。端が生きる展開になりやすいかなと思いまして」

――中盤はいかがですか。
「香得なのですが竜を作られて。香を走るところ(28手目)は、ちょっとよくわからなかったです。走った瞬間は怖かったですね」

――駒得を拡大して形成を引き寄せたように見えましたが、どのあたりから指しやすさを感じましたか。
「自玉が安全になって、攻めの手番が回ってきたところで少しペースが来たかなと主追いましたが、間違えたらすぐにひっくり返される局面なので、最後までわからなかったです」

――1局目に続いて果敢に攻める将棋で、テーマに掲げられてる引かずに戦う、というところを盤上に表現されているように見えましたが、ご自信としてはいかがでしょうか。
「そうですね、自分が読んだ手をしっかりさせている部分はいいのかなと思います」

――連勝して、次はタイトル奪取の懸かる勝負になります。第3局に向けての抱負をお願いいたします。
「そうですね、あまり意識せず自然体で自分の読みを信じて指したいなと思います」

Img_1355里見女流名人は追い込まれた。

【里見女流名人の談話】
――序盤の▲4八玉を選択されて激しい展開になりましたが、局面をどう見ていましたか。
「難しくてよくわからなかったですが、力戦になるので、しっかり読んで指そうかなと思っていました」

――形勢を損ねたというのは、どのあたりになるのでしょうか。
「昼食休憩(25手目)のときには、ちょっと自信がなくて。そのあと▲8一竜(35手目)と潜ったあたりでは、そんなに悪くないかと思っていたので……。△7六桂を打たせる展開ではなくて、しっかり受けに回る展開にしたほうがよかったかもしれません」

――残念な結果になりましたが、地元で応援を受けていかがでしたか。
「(第2局については)終わったことなので、今日をしっかり反省して、また明日からは地元の方の声をはげみにして頑張りたいと思います」


(八雲)

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