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2016年1月16日 (土)

前夜祭 意気込みを語る

Dsc_0235 (ステージに登壇した両対局者は対局へ向けての意気込みを語った)

Dsc_0242 (里見女流名人)

皆さまこんばんは。高いところから失礼いたします。本日はこのような盛大な前夜祭を開いていただき、本当にありがとうございます。感謝しております。ファンの皆さま方、来ていただきましてありがとうございます。私は箱根に来させていただくのは今回が初めてでして、バスでここまで来たのですが、景色がきれいで、眺めながら楽しんで来ることができました。また岡田美術館も見学いたしまして、私は美術は知識が乏しいのですが、館長さま、副館長さまに説明をしていただきまして、楽しく拝見いたしました。
毎年、年が変わって女流名人戦で第1局を迎えるとき、対局できるということに感謝しております。新しい気持ちで毎年いいスタートを切れるように、気持ちを切り替えて臨もうと心がけております。挑戦者は清水さんなのですが、思いきりぶつかっていこうと思います。明日は精いっぱい、盤に集中したいと思います。最後になりましたが、報知新聞社さま、ユニバーサルエンターテインメントさま、岡田美術館さま、箱根の関係者の皆さま、今日明日とお世話になります。どうぞよろしくお願いいたします。

Dsc_0252 (清水女流六段)

皆さま、こんばんは。挑戦者の清水市代です。どうぞよろしくお願いいたします。本日はこのように温かい前夜祭を賜りまして、本当にありがたく存じます。お正月、箱根駅伝を見ておりました。その中継を見ている中で、あ、小涌園さんだ、岡田美術館さんだ、と拝見するたびにわくわくしてきまして、箱根の美しい風景が映し出されるたびに、あそこで対局ができるんだと思うと、今日という日が待ち遠しい思いで、こちらに来させていただきました。
そしてスポーツ報知さんでは、たびたび地元のボランティアに参加されている皆さんの取材を、たくさん掲載していらっしゃいました。こちら小涌園さんの山下総支配人さんの話も載っていましたけれども、大変なことがあったけれども、逆に発想の転換で、いま生き生きと頑張っていらっしゃるということを読ませていただきまして、地元の思いが詰まった、箱根の皆さんの誠実さあふれる地で、タイトル戦という大きな……(イヤリングが落ちる)大丈夫かしら、明日。対局ができるということを、私はうれしく、またありがたくも思いました。駅伝といえば、昨年12月でしょうか、女子実業団駅伝でユニバーサルエンターテインメントさんの快走を拝見いたしまして、上位入賞、誠におめでとうございました。素晴らしい走りに元気をいただきました。
対局場になります岡田美術館さんは、先ほど見学させていただきましたが、展示室に入るたびに「おお」という声をこらえてしまうほど、実際出ていたかもしれないですが、素晴らしい作品ばかりで、千年、何百年という時を経て色あせないどころか、深みと重みを増していく作品を間近で拝見いたしまして、胸を打つといいますか、心に響く、明日に向かうエネルギーをたくさんいただきました。特に小林館長のたいへん丁寧でわかりやすい解説、すごく勉強になりました。寺元副館長の、ほとばしるような熱い思いのお話をたくさん聞かせていただきまして、私の心の中も熱くなりました。ありがとうございました。
明日の対局、里見女流名人は最強のタイトルホルダーです。先ほど私に思いきりぶつかっていくとおっしゃっていましたが、やめてください。壊れてしまいますので。私のほうから思いきりぶつかっていきたいと思います。いままで長い年月、積み重ねてきたもの、身につけてきたものを、明日すべて出しきれるように、精いっぱい臨みたいと思います。皆さま、女流名人戦に注目のほど、よろしくお願いいたします。

【「箱根ホテル小涌園」キャンセル5000人の苦境も発想の転換で正月満室  : スポーツ報知】
http://www.hochi.co.jp/topics/20151230-OHT1T50217.html

(書き起こし・文、写真・吟) 
 

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