意表の序盤戦
5手目▲1六歩を見てしばらく考えていた里見女流名人は△2四歩と突きました。これは後に△2二飛と回る手を含みにしていて、相振り飛車になると考えるのが自然です。
しかし、数手進んで△8四歩と飛車先を突き、後手は居飛車にしました。▲3八金~▲4九玉が相振り飛車向けの囲いなので、居飛車にしてとがめようということです。
控室でも驚きの声があがっています。
(翔)
5手目▲1六歩を見てしばらく考えていた里見女流名人は△2四歩と突きました。これは後に△2二飛と回る手を含みにしていて、相振り飛車になると考えるのが自然です。
しかし、数手進んで△8四歩と飛車先を突き、後手は居飛車にしました。▲3八金~▲4九玉が相振り飛車向けの囲いなので、居飛車にしてとがめようということです。
控室でも驚きの声があがっています。
(翔)
(里見香奈女流名人のあいさつ)
本日はお足もとの悪い中、お越しいただきましてありがとうございます。昨年にはなかった雪景色を見ながら来たのですが、心が落ち着いて移動時間もあっという間でした。湯原温泉の皆様に迎えていただき、気持ちが温まるようでした。毎年菊之湯さんに来るのが楽しみで、温泉に浸かり、皆様とお話しすることでリラックスすることで対局に臨むことができます。
中村さんは関東で勉強熱心と評判で私もがんばろう刺激を与えてくれる方です。盤を挟んで長時間対局できることは楽しみですし、自分の力を全てぶつけたいなと思います。
(中村真梨花女流二段のあいさつ)
本日はお忙しい中このような盛大な会を開いていただきありがとうございます。今回は3度目のタイトル挑戦になりますが里見さんは長年女流棋界を引っ張ってきたと同時に、奨励会三段でもあります。そういった素晴らしい方と盤を挟む幸せを感じながら明日は戦いたいと思います。応援よろしくお願いいたします。
(日本将棋連盟湯原温丸くん支部会員の西村優花さん、池田雅子さんによる花束贈呈。ふたりの花束贈呈は4年連続)
(記念品贈呈。両対局者のイニシャル「k」「m」が入ったトートバッグと、地元のグッズが贈られた。このあと両対局者は退場)
(翔)