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2012年1月22日 (日)

後手、端から仕掛ける

20120122_38▲4六銀と先手が攻めを目指したところで、後手から切り返しの△1五歩(図)が飛んできた。清水女流六段が間合いを詰めようとにじり寄った瞬間に、里見女流名人が剣先を突きつけた格好だ。実戦はここから▲1五同歩△同香▲同香△同角▲1八飛△1六歩(下図)と進行。後手が手を作ろうと積極的に動いているのがわかる。

20120122_44この△1六歩は、▲同飛なら△1四香(参考図)と打つ狙いだろう。

1参考図では次に△3七角成と△2四角、浮き駒の銀を狙った大技がある。

清水女流六段は△1六歩に対し▲1九飛と引いて間合いを計った。たしかに、△1六歩は取ってくれれば秘めた狙いが飛び出すが、相手にされないときにどう手を続けていくのか、という側面がある。対する里見女流名人は△4二金と、慌てずに金を寄せて陣形整備を進めた。そのまま12時になり、昼食休憩に。一連の後手の仕掛けによって、双方が攻めの香を駒台に載せた。この要素がどちらに有利に働くのか。午後はその辺りがポイントになりそうだ。

(文)

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