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設備の確認が済むと、次は盤駒の検分に入る。里見女流名人が駒袋を開け、盤の上に駒を散らした。検分では駒の字の見やすさ、光が反射して見にくくないかなどを確認する。本局の使用駒は鷹山(ようざん)作、関根名人書。すっきりとした書体で、実戦での見やすさを意識していることがうかがえる。検分の最中に両対局者があすのおやつの時間について尋ねられ、思わず相好を崩す場面もあった。検分は目立った問題なく進み、16時20分頃に終了した。
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