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2012年1月

2012年1月15日 (日)

対局開始(2)

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(里見女流名人が先に入室)

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(清水女流六段が対局室に入る)

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(一礼して、駒を並べ始める)

(翔)

対局開始(1)

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(立会人の中村修九段)

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(記録係の藤田彰一初段が駒箱を盤の上に置く。藤田初段はタイトル戦の記録係は初めてだそうだ)

(翔)

里見、四間飛車に。

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長岡秀人・出雲市長による振り駒の結果、歩が3枚出て里見女流名人の先手となりました。
定刻の9時に対局は開始。初手は▲7六歩でした。
以下、△8四歩に▲6八飛。里見女流名人の作戦は四間飛車でした。


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(翔)

Twitter解説は船江恒平四段

本日のTwitter解説船江恒平四段です。
一昨年10月にプロ入り。昨年、第1期加古川青流戦で棋戦初優勝。現在C級2組順位戦では8戦全勝で、22年ぶりの1期抜けが期待されています。

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(船江恒平四段。写真は2011年9月15日、第1期加古川青流戦準決勝にて)

(翔)

9時、対局開始

おはようございます。本日9時から第38期女流名人位戦五番勝負第1局が指されます。
本日もよろしくお願いいたします。

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(出雲文化伝承館。右が対局場の松籟亭)

(翔)

2012年1月14日 (土)

前夜祭(5)

両対局者の退場後、出演棋士によって明日のみどころが語られました。

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立会人:中村修九段
 「ここ数年、2人の対局が多くなってきました。2人の将棋はいつも大接戦になり
  るので楽しみにしています。いつものように里見さんの振り飛車、清水さんの居
  飛車になると思いますが、先日清水さんが快勝した将棋のように、清水さんが玉
  を固めて戦う展開になるのではないかと思います。終盤が見所です」

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大盤解説:森けい二九段
 「出雲は95%が里見のファンで、大盤解説をやっていても『里見不利』と言うとブーイ
  ングが来ます(笑)。清水さんに申し訳ないので、東七段や中村九段に清水さん
  の応援をしていただいて、師匠の私が弟子を応援しようかと思っています。
  里見は先日清水さんにひどい負かされ方をしました。本人はいろいろ試行錯誤し
  てるみたいですが、もしひどい将棋になっても温かく見守ってやってください。
  後で私からしかっておきますので(笑)。
  おそらく最後は接戦になって、どういう形になっても面白い将棋になると思いま
  すので、明日はみなさま応援よろしくお願いします」

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大盤解説聞き手:早水千紗女流二段
 「私は清水さんの妹弟子にあたります。森先生が解説ということで、私が重要な役割を
  担っているのかと緊張しています。
  出雲は歌舞伎発祥の地と言われていますが、里見女流名人の活躍ぶりが阿国と重
  なるところがあります。出雲は素晴らしい女性が活躍する場所なんだなと思って
  います。出雲のみなさんに楽しんでいただけるように聞き手をがんばりたいと思
  います」

(翔)

前夜祭(4)

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(出雲市から両対局者に、記念扇子などの記念品が贈られた。この記念扇子は本局の開催記念に出雲市が作ったもので、里見女流名人が「忍」、清水女流六段が「歩」と揮毫している。前夜祭の参加者にも配られた)

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(両対局者にも贈られた、紅白の麺が分かれない「紅白絆麺」。前夜祭でふるまわれた)

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(翔)

前夜祭(3)

332
・里見香奈女流名人
 「昨年に引き続き出雲で対局できることを嬉しく思います。みなさんのご尽力に
  感謝しております。対局場の出雲文化伝承館は素晴らしいところで、対局でき
  て幸せです。
  今回の女流名人位戦での目標として、終わったときに何か1つ成長できたと思
  えることが見つけられたらと思っています。明日は思い切りぶつかって、いい
  対局ができればと思います」


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・清水市代女流六段
 「敵地敵地と驚かされながらいつも出雲に来ておりますが、何度も訪れている
  うちに最近は自然と愛着がわいてきました(一同笑)。里見さんにはあまり思
  い切りぶつかってほしくないですが(一同笑)。
  日に日に強くなる里見女流名人と大舞台で指せるのはプラス以外の何物でもな
  いです。対局を通じて、私も進化していけたらと思います。いい将棋が指せる
  ように明日はがんばりたいと思います」


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(花束贈呈)
「明日の対局がんばってください」
「里見さん、清水さん、明日の対局楽しみにしています。私も将棋をやっているのですが、いつかお二人のように美しく将棋を指せるようになりたいです」
子供たちの激励に両対局者も笑顔で答えました。
里見「本当に明日はがんばろうとおもいます」
清水「本当に笑顔がかわいくて、心が洗われるようです。今日はぐっすり眠れて、明日はいい将棋が指せそうです」

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(両対局者から長岡・出雲市長に直筆色紙が贈られた。里見女流名人は「忍耐力」、清水女流六段は駒の絵に「龍」と揮毫している)

(翔)

前夜祭(2)

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「出雲芸術アカデミー」の講師と生徒のみなさんによって、モーツァルトのディベルティメント K.136より第1楽章が演奏されました。

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(翔)

前夜祭(1)

18時半から行われた前夜祭の模様です。

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・報知新聞社 代表取締役社長
 岸 洋人
 「2年連続で私の地元である出雲で女流名人位戦を開催でき嬉しく思います。
  里見さんと清水さんは、ここ数年は宿命の対決といっていいと思います。最強
  の挑戦者と最強の名人の対決ということで、明日は期待に違わぬ好勝負となる
  でしょう。ぜひ会場に足をお運びいただきたいと思います」

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・日本将棋連盟常務理事
 東 和男七段
 「挑戦者の清水さんはA級リーグを全勝と勢いに乗っています。それを里見さん
  がいかに迎え撃つか。里見さんは地元の声援を全身で受けることになります。
  清水さんにとってはつらい状況ですが、清水さんは全国にたくさんのファンが
  おられます。明日もきっと、声には出さないですが応援してくれるファンがい
  ることでしょう。
  女流棋界トップの清水さんと、それを追い上げている里見さんの戦いで、まさ
  に正念場の大一番です。みなさんの熱い声援をよろしくお願いします」

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・出雲市長
 長岡 秀人
 「ちょうど一昨年前に宣言してから、ここ出雲で女流名人位戦を開催させていた
  だいています。主催、協賛、将棋関係者、そしてファンの皆さまに感謝してお
  ります。
  里見さんは『いまの私があるのは清水先生のおかげ』と言っていました。目標
  として立ちふさがっていただいて、それを乗り越えようとする。本当に師匠の
  ような存在なのだそうです。したがって、出雲の人間は清水先生に感謝こそす
  れ、敵対するようなことは決してありません(笑)。明日の素晴らしい対局を
  期待しています」


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<特別協賛社あいさつ>
・(株)ユニバーサルエンターテインメント 広報・IR室 部長
 堀内 信之
 「弊社は、全ての人に夢を与え、そして楽しいと思っていただけたい、というコ
  ンセプトで事業を展開しております。女流名人位戦も長く協賛させていただい
  ております。
  昨今、若者はコミュニケーション能力が弱いと言われておりますが、人と人が
  向き合って行う将棋はコミュニケーション能力を高める1つの良いツールでは
  ないかと考えております。
  弊社はこれからもエンターテインメント事業を通じて日本を明るくし、経済の
  発展に寄与していけたらと考えています。これからも将棋を応援させていただ
  きたいと思いますので、どうぞよろしくお願いします」

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<乾杯>
・日本将棋連盟島根県支部連合会 会長
 原 成充
 「先ほどからみなさん清水さんの心配をされていますが、見たところすでにファ
  ンがたくさんいらっしゃる。出雲はすでに3回目をということで、決してアウ
  ェーということはありません。明日は熱戦を期待しています」

(翔)

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