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2012年1月

2012年1月21日 (土)

川間駅到着

関係者一行は川間駅に到着。ここからは車で関宿城を経由し、対局場となる関根名人記念館を目指す。天気はあいにくの雨模様で、風も冷たい。

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(文)

第2局は「関根名人記念館」で対局

里見香奈女流名人に清水市代女流六段が挑戦する第38期五番勝負は、挑戦者の先勝で第2局を迎えた。防衛・3連覇を目指す里見女流名人に対し、女流名人通算10期の清水女流六段は復位を狙う。対局が行われるのは千葉県野田市にある「関根名人記念館」。同記念館は今年で4年連続の開催地になり、いずれも第2局の戦いを見守ってきた(こちらは2年前こちらは昨年の対局の模様)。本局は里見女流名人がスコアをタイに戻すのか、それとも清水女流六段が奪取にあと1勝と迫るのか、番勝負のうえで重要な一局になるだろう。
本局の立会人は佐藤秀司七段。解説聞き手は安食総子女流初段、記録係は坂井信哉三段が務める。Twitter解説は吉田正和四段。
インターネット中継は、棋譜・コメント入力を吟記者が、ブログを文が担当する。

(文)

2012年1月16日 (月)

終局後インタビュー

清水女流六段

 ―― 勝ちを意識されたのはどの辺りでしょうか?

 「勝ちを意識している暇はなかったです。手応えは……(94手目)△7六飛としたときに感じました」

 ―― 四間飛車は想定していましたか? それとも意外でしたか?

 「第1局は振り駒なので、何も考えないようにして臨んでいたので特にありません」

 ―― 清水女流六段の先勝となりました。

 「どのタイトル戦でも挑戦者先行のほうが盛り上がるので、良かったかなと思います。

 ―― 第2局に向けて抱負をお願いします。

 「第2局は先後がわかっているので、しっかり作戦を立てて臨みたいと思います」


里見女流名人

 ―― 再度四間飛車を採用されましたが?

 「4日前に指して自分なりに準備してきたつもりだったので、先手番なら1つの作戦として考えていました」

 ―― 形勢はどのように考えていましたか?

 「ずっと苦しかったのは意識していました」

 ―― 昨年に引き続いて地元での対局でした。

 「そうですね。地元で第1局を開催させていただいて本当に嬉しかったです。
  結果は残せませんでしたが、次につながるようにしっかり準備していきたいと思います」

 ―― 第2局での巻き返しに向けて抱負をお願いします。

 「次の対局までには自分なりにしっかり対策を立てて挑みたいなと思います」


(若葉)

2012年1月15日 (日)

大盤解説会場へ

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(大盤解説会場へ向かう里見女流名人)

293
(両対局者が大盤解説会場で簡単な感想戦を行った。先に入ってきた里見女流名人に向かって、森九段は「残念だったね」と声をかけていた)

303
(清水女流六段)

320
(里見女流名人と早水女流二段)

(翔)

終局直後(2)

261
(両対局者がインタビューを受けている)

268
(インタビューを受ける里見香奈女流名人)

263
(清水市代女流六段は扇子であおいでいた)

(翔)

終局直後

252
(インタビューに答える清水市代女流六段)

254
(敗れた里見香奈女流名人)

(翔)

清水女流六段、復位に向けて先勝

_134女流名人位戦第1局は17時12分、134手までで清水女流六段の勝ちとなりました。消費時間は▲里見2時間57分、△清水2時間59分(持ち時間各3時間)。清水女流六段は3期ぶりの女流名人位に向けて好スタートを切りました。

(翔)


後手勝勢

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図の△6八歩成に▲同飛は△7六飛が厳しい手です。△7九飛成と△4六飛の狙いが残ります。
検討陣に形勢を尋ねると「後手が勝ちそうですね」と東七段。中村九段も「清水さんが勝勢ですね」。

153
(苦しい里見女流名人、地元の声援を受けて挽回できるか)

(翔)


検討陣

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(大盤解説会から戻ってきた早水女流二段。2回出された次の一手の正解はいずれも早水女流二段が挙げた候補手で「(当選者にプレゼントされる)色紙2枚もらえます(笑)」)

242
(東七段。手前は観戦記担当の蝶谷初男さん)

243
(森九段)

(翔)

15時40分頃の控え室

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232
(変化によっては詰みに近いところまで調べられている)

233
(東七段)

235
(中村九段)

238
(駒を動かさずに考え込むことが増えている)

(翔)

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