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2012年1月

2012年1月15日 (日)

15時過ぎの大盤解説会

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大盤解説会では▲8八歩の局面を解説。苦戦の里見女流名人がなんとか粘れる筋がないか、師匠の森九段が探しています。

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(1)△2四歩は▲1三歩△同桂▲同桂成△同銀▲6四歩△6五歩に▲7七角が飛車取りになり、先手もやれるのではないかと森九段。

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(2)△7六飛▲7七歩△8六飛が有力。以下▲6四歩なら△6五歩▲2二角成△同玉▲6三歩成△7五角が受けにくい。▲6七飛(写真)は△
6六飛とぶつける手があります。

(翔)

検討用の駒

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(継ぎ盤で使われている盤駒は1組はゴム盤とプラスチック駒だが、もう1つは林田さんの処女作の駒が使われている)

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(初めて作ったものとは思えない、立派な盛上駒。対局で使われている駒は林田さんの75作目)

(翔)

△4五歩に注意

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■Twitter解説■船江恒平四段■
(▲2五桂には)△2四銀右▲1三歩△同桂▲同桂成△同銀▲4四歩△4二金引▲5六桂が少し嫌だったのですが。

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■Twitter解説■船江恒平四段■
△2二銀でした。これも▲1三歩でしょうか。ただ先ほど書いた変化の中に重大な勘違いがありました。▲4四歩に△4二金引と書いたのですが、▲4四歩の瞬間に△4五歩(参考図)が激痛でした。
ここで▲4四歩と突くかもしれません。△4二金引なら満足。やはり△4五歩が非常に嫌ですが、そこで▲5五金でどうか。△同歩▲4三歩成△同金▲6三金(参考2図)、▲5五金はすごい勝負手ですが先手側は悪そうなのでこれくらいやってみるのもありです。

Sanko01Sanko02

(翔)

清水女流六段、残り1時間を切る

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図は14時過ぎの局面。消費時間は▲里見1時間44分、△清水1時間56分(持ち時間各3時間)。ここで清水女流六段が考えており、残り1時間を切りました。

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(昨日の検分にて、里見女流名人)

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(昨日のこどもふれあいイベントにて、清水女流六段)

(翔)

高くなったステージ

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(昨年の大盤解説会)

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(今年の大盤解説会。昨年よりステージが高くなっている。よく見ると大盤も大きくなっている)

(翔)

大盤解説会(2)

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(中村九段)

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(東七段)

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(早水女流二段)

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(森九段は17手目▲6七銀について「先に▲4六歩を突かないとダメだよ。△7四歩ならそこで▲6七銀。体で覚えた振り飛車なら▲4六歩と指すところなんだけど……。考えて▲6七銀と指すならいいんですよ。でも0分。ノータイムですからね」。弟子に厳しい)

(翔)

大盤解説会

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(大盤解説会場の縁結び交流館)

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(200ほど用意された席は既にいっぱい。随時椅子が追加されているが、椅子を置くスペースも残り少なくなっていた)

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(解説の森けい二九段は里見女流名人の師匠。「小学生のときに弟子入りしてきてから中飛車しか指してこなかったんですが、奨励会に入ってこれでは勝ち抜けないと見て、戦法の幅を広げようとしています。でも私に言わせると、他の振り飛車はまだまだですね」。解説会は師匠の独壇場になっている)

(翔)

対局再開(2)

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(里見香奈女流名人。清水女流六段が52手目△8六歩を指すと、脇息を引き寄せた)

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(清水市代女流六段)

(翔9

対局再開(1)

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(13時に対局は再開された。12時50分頃に記者が対局室に入ると、既にふたりは入室していた。関係者によれば、里見は12時20分頃には対局室に戻っていたという)

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(立会人の中村修九段)

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(記録係の藤田彰一初段。里見女流名人と同じく、関西奨励会でプロ棋士を目指して修行中である。7日に行われた奨励会の例会で里見女流名人は初段に昇段したが、昇段直後の対戦相手が藤田初段だった。藤田初段は「僕にとっては勝てばB(降段点)が消える大きな一局だったので緊張しました」と話していた。結果は藤田初段の勝ち)

(翔)

対局で使用されている駒

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(昼食休憩の盤面)

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(対局で使用されている駒は関西駒の会林田英男さんが作ったもの。棋楽は林田さんの号。書体は源兵衛清安)

(翔)

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