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2011年2月

2011年2月14日 (月)

前夜祭(3)

412
乾杯の発声
女流名人位戦湯原対局実行委員会 顧問 真庭市市議会議員 柿本健治
「皆さんこんばんは。本日は多くの方にここ湯原温泉にお越しいただき、ありがとうございます。今日は奇しくもバレンタインデー。湯原温泉はロウソクを灯してお祭りをやっています。真っ白の雪景色の中で、歴史に残る対局を残してほしい。明日の健闘と皆さまのますますの御健勝を祈念して、乾杯!」

414
(乾杯!)

417
(懇談する両対局者)

(翔)

前夜祭(2)

382
主催者挨拶
社団法人 日本将棋連盟 理事 西川慶二七段
「ようこそお集まりいただきましてありがとうございます。女流名人位戦は、もっとも歴史のある女流棋界を代表するタイトルです。レベルが格段に上がっていて、全国の将棋ファンが注目する、というか、男性棋士も注目するシリーズになっています。里見女流名人、清水女流六段が男性棋士に勝っても誰も驚きません。私にも息子がいるのですが、対女流棋士の勝率は……。
 本当に、熱い思いが伝わって今回の対局が実現しました。支えていただいている報知新聞社さま、特別協賛いただいているユニバーサルエンターテインメントさまに改めてお礼申し上げます」

391
(棋士紹介。里見香奈女流名人、清水市代女流六段、立会の谷川治恵女流四段、大盤解説の福崎文吾九段、聞き手の村田智穂女流二段、記録係の野崎雅敬初段)

405
来賓代表挨拶
真庭市長 井手紘一郎
「今宵は雪化粧で皆さまをお迎えしました。片田舎の真庭市で女流名人位戦の対局が行われるということは、考えたこともなかったのですが、実現しました。ありがたいことで、私自身喜んでいます。今日、里見・清水両人に初めて接して、若く・美しいと感じました。しかし対局となると闘志を燃やすだろう、と存在感は抜群であります。私も将棋大好き人間で、むかし家では将棋くらいしか遊ぶものがありませんでした。明日は対局を実際に見ることができます。また大盤解説もある。すばらしいことです。外は寒いですが、明日は熱い戦いを期待しています。それでは、湯原温泉をよろしく!」

(翔)

前夜祭(1)

354
女流名人位戦湯原対局実行委員会 委員長 池田博昭
「皆さまに、全国より湯原にお越しいただいたことに感謝申し上げます。なぜ湯原で対局を開催しようと思ったのか。ひとつは活性化。ひとつは文化交流。そしてひとつは里見女流名人・清水女流六段の話を小学生に聞かせたい、ということです。今後も真庭を盛り上げていきたいと思っております。それでは、第37期ユニバーサル杯女流名人位戦第3局前夜祭を開会します」

358
(両対局者が入場。会場は和室の宴会場だが、立食パーティ)

363
主催者挨拶
報知新聞社 大阪本社代表 西山忠雄
「こんばんは。それにしてもすごい雪ですね。川端康成の小説で『トンネルを抜けると雪国であった』というのがありますが、まさにその世界。大雪の中参加していただきまして、厚く御礼申し上げます。
さて、両対局者には前夜祭で肩の力ちょっと抜いていただきましょう。今日は何の日ですか? 里見女流名人はどれくらいチョコをばらまかれましたか?」
里見「妹にもらいました。渡してないです(笑)」
「いずれ渡しますよね?」
里見「はい」
「清水さんはどうなんですか?」
清水「渡さないです」
「私は帰ると机の上に義理チョコがたくさんあるんですよ。これが高くつくんです」

      *

「さて、第1局、第2局と里見女流名人が逆転勝ちで王手をかけました。もし里見女流名人が勝てば『名人初防衛!』、清水さんが勝てば『本領発揮、逆襲始まる!』と報知新聞の一面に載ることになります。130円です。みなさん買ってください。
 里見さんは強い。明日勝てば、当分里見天下が続くのではないでしょうか。いっぽう清水さんはリーグ戦で8戦全勝、最強の挑戦者ということになります。清水さんと初めて話したのは、第30期の中井広恵さんとの対局のときなんですが、とにかく姿勢がいい。6時間姿勢が崩れない。王者の風格ですよね。これを倒す人はおるんかなと思いました。両対局者には、大雪の中、アツイアツイ戦いを繰り広げてほしい。後世に語り継がれる名局を期待したい」

(翔)

道中など

現地ではこのあと18時半から前夜祭が予定されています。

024
(バスの一行が途中で休憩した高梁サービスエリア)

027
(岡山市内から降っていた雪は、湯原温泉に近づくにつれ強くなってきた)

035
(バスの運転手さんは「2月にこれだけ降ったのは久しぶりですね」)

120
(記念撮影にて、清水女流六段)

124
(記者に傘を差し出してくれた里見女流名人)

(翔)

検分(4)

対局室の検分に続いて、明日のおやつの検分が行われた。

030
(写真を見て検討する里見女流名人)

(文)

検分(3)

【清水市代女流六段】

271

288

328

333

337

(翔)

検分(2)

【里見香奈女流名人】

252

253

263

295

308

(翔)

検分(1)

16時半から対局室の検分が行われました。

236
(立会人の谷川治恵女流四段と清水市代女流六段が談笑)

242
(里見香奈女流名人も入室)

266
(盤駒や照明などを確認)

246 
(駒を並べる里見女流名人)

(翔)

記念撮影

関係者一行は東京・大阪からのぞみ13号に乗って岡山駅に向かいました。里見女流名人は昨日対局(大和証券杯)を行った大阪から、清水市代女流六段は前日に移動していた岡山駅から合流。その後、湯原温泉まではバスで約1時間半の旅でした。

058
(湯原温泉は雪景色)

116
(鼓橋で記念撮影)

119
(大盤解説聞き手の村田智穂女流二段は、一眼レフカメラを持参)

130
(手湯で温まる)

133

151

156

188
(湯原ダムを背景に記念撮影)

(翔)

第37期女流名人位戦第3局

第37期女流名人位戦第3局は岡山県真庭市「湯原国際観光ホテル 菊之湯」にて、2月15日(火)9時から行われます。里見香奈女流名人が3連勝で初防衛を果たすか、清水市代女流六段が1勝を返すのか。

立会人は谷川治惠女流四段、記録係は野崎雅敬初段。
大盤解説は福崎文吾九段、聞き手は村田智穂女流二段(10日付で昇段)。
チャット解説は西川和宏四段です。

本局の模様は、棋譜・コメントを文記者が、ブログを翔が担当いたします。
よろしくお願いいたします。

(翔)

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