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2010年1月24日 (日)

豊川七段の冴えた解説

 午後1時40分過ぎ、解説会場で本田女流二段が「あ、指しました」と声を上げた。

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 図は40手目△7五金の局面。清水女流名人はこの△7五金に約40分考えた。里見倉敷藤花はすぐに▲7八飛と応じた。豊川七段が解説する。

Imgp2168 「(△7五金に)これには▲7八飛と引きたいですね。そこで△7六歩▲8四歩△6六金▲8三歩成△7五飛▲8八飛△7七歩成▲同桂△同金▲8四飛と進むのが自然な手順ですかね」、と、途中で本田女流二段と意見を交わしつつ今後の進行を予測する。そして、その局面を「先手もち」と判断した。

「先手は次に▲7二とと入る手がでかいです。歩がたくさんあれば端を突いてあやしくできるんですけど、先手が歩をたくさん持っているのもでかいですね」、と語った。

 座って指し手を待つこと数分。本田女流二段が中継されている棋譜をノートパソコンで確認し、大盤に再現していくと、下の局面が盤上に現れた。

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 図は47手目▲8八飛の局面。対局は解説通りの手順で進行し、豊川七段の予測は見事に的中した。肝心の形勢は、里見倉敷藤花がリードしているようだ。

 大盤解説会は終局までをフォローする予定。

(文)

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