第57期王位戦七番勝負第4局 Feed

2016年8月23日 (火)

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感想戦は19時15分に終了しました。
本局の中継は以上で終了です。ご観戦いただき、ありがとうございました。第5局は8月30・31日に徳島県徳島市「渭水苑」で行われます。そちらもお楽しみに。

Dsc_7826 (終局直後)

Dsc_7827 (勝った木村八段。シリーズを2勝2敗のタイに戻した)
――お疲れ様でした。まずは木村八段に伺います。▲4五歩で攻め合いになりましたが、いかがでしたか。

木村 難解でよくわかりませんでした。こちらは囲いが薄いですので。

――終盤はいかがでしょう。

木村 よくわかりませんでした。いい勝負かなと。

――どのあたりでよくなりましたか。

木村 勝ったと思ったのは▲2二金ですね。

Dsc_7836 (敗れた羽生王位)
――羽生王位、お疲れ様でした。本局の感想をお願いします。

羽生 封じ手前後はいろいろあったと思いますが、△6四角を打った構想がよくなかったですね。

――終盤はいかがでしょうか。

羽生 足りないと思って指していました。

20160823akimurahabu103木村八段の▲7七金は薄い受けのようですが、これで先手が踏みとどまっているようです。
(1)△5八銀は詰めろですが、▲1一竜△1二金▲6六金が詰めろ逃れの詰めろ。

20160823a1830(2)△1二銀は▲2二金で、後手は受けが難しいようです。

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ギリギリの粘りを見せている羽生王位、何かひねり出せるでしょうか。

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20160823akimurahabu102△6六同馬に木村八段が手を止めています。控室では▲7七金打が検討されていましたが、現在は▲1一竜がまさるといわれています。▲1一竜以下△1二金なら▲4四桂打と馬筋を遮断するのがうまい手で、それで後手玉は寄っているようです。

201608231756対局カメラより、羽生王位)

201608231757 (木村八段)

大正末期に建てられたとされる麻生大浦荘は「筑豊御三家」である麻生一族の住宅のひとつ。数寄を凝らした和風入母屋書院造りが特徴で、1階773.4平方メートル(約234坪)、2階62.7平方メートル(約19坪)と非常に大きいです。

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Dsc_7819 (円の中から撮影した写真。キンモクセイ、ギンモクセイ、ヤマモモを組み合わせて造っているそうだ)

Dsc_7104 (21日の対局検分のときに、木村八段が興味深そうにのぞいていた)