第57期王位戦七番勝負第4局 Feed

2016年8月23日 (火)

20160823akimurahabu88局面は大詰めを迎えました。ツイッター解説の北浜健介八段は「先手優勢」と見ており、「▲3二金には△同飛▲同桂成△1三玉でしょうか。▲2一竜が詰めろにならないのが後手の強みです。ただし、▲2一竜で▲2二金は考えられます。▲2三金△同玉▲2一竜以下の詰めろで△1二金にも▲同金△同香▲2二金で部分的には受けが難しい格好です。とすると戻って▲3二金に△1三玉かもしれません」と解説しています。

先手は手番を生かしてどう迫るか。木村八段がチャンスを迎えているようです。

Dsc_7732 (再開前の木村八段)

対局者のおやつに出された「Cafe&Patisserie アトリエ」に行ってきました。飯塚市はシュガーロード(砂糖伝来の道。江戸時代に輸入された砂糖は、長崎街道から全国に運ばれた)の道中にあり、炭鉱労働者が好んで甘いものを食べたことからお菓子作りが発達してきました。

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Dsc_7686 (木村八段1日目午後のおやつ。「アトリエチョコムース&キャラメル」)
濃厚なチョコムースを割ると、中にはキャラメルソースが隠れていました。甘いチョコとキャラメルソースの苦みが複雑な味わいを作り出しています。2014年筑豊地区スイーツno1に選ばれた逸品です。

Dsc_7687 (羽生王位1日目午後のおやつ「フランボワーズムース」)
ラズベリーの香りが爽やかなムース。ブルーベリーの甘酸っぱさも加わり、夏にぴったりのスイーツでした。

Dsc_7684 (木村八段の2日目午後おやつ「クリームショコラカスタード」)
ショコラのスポンジに2種類のクリームが使われたケーキ。生クリームとカスタードを一緒に食べてもあっさりした甘さで、男性にも食べやすい味です。

Dsc_7693 (パティシエの川平翔太さん。32歳、沖縄県出身)
「お店ができて3年ほどになります。たくさんお店があるにもかかわらず、本店を選んでいただいたのは大変光栄です。将棋は小学生のときに毎晩、親とやっていました。羽生王位に食べていただけるのは驚きですね。
私がスイーツを作るときは、見て楽しい、食べて楽しいものになるよう、心がけています。常識にとらわれず、ちょっとしたアクセントや食感が楽しめるように工夫したいですね。お客さまに喜んでいただけるようにアイデアを練るのですが、スイーツの世界も見た目や食感を細かいところで勝負しています。繊細なものなので、よく眉間にしわを寄せて作っていますね」

15時になり、おやつが運ばれました。羽生王位はショコラケーキチョコスポンジ、紅茶。木村八段はクリームショコラカスタード、アイスコーヒーです。

Dsc_7766_2 (羽生王位のショコラケーキチョコスポンジ、紅茶)

Dsc_7755 (木村八段のクリームショコラカスタード、アイスコーヒー)