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第70期王座戦五番勝負第2局

2022年9月13日 (火)

周辺散策(4)

白川公園内を歩いていると、彫刻やモニュメントなど、多数の美術作品に出会います。

Dsc_4765 (公園に入ってすぐの場所にあるウサギの像)

Dsc_4774 (大きな鉄の輪が木々の中に溶け込んでいる)

Dsc_4820 (羽ばたくブロンズの翼)

Dsc_4823(この青いオブジェは、メキシコ市から名古屋市に贈られた物だという)

Dsc_4808 (名古屋市美術館)

Dsc_4812 (美術館前に展示されたこちらは龍をイメージした彫刻で、風が吹くと五色の翼が動く)

(睡蓮)

周辺散策(3)

名古屋マリオットアソシアホテルから徒歩15分ほどの距離にある白川公園に足を伸ばしました。名古屋の中心地のすぐそばにありながら約9ヘクタールの面積を確保した広い公園で、園内には名古屋市科学館や名古屋市美術館などがあります。

Dsc_4763 (公園の入り口では、豊かな緑が日陰を作る)

Dsc_4836 (所々に花が咲いている)

Dsc_4799_2

Dsc_4777 (南国のような雰囲気の一角も)

Dsc_4797_2 (公園の中央は広いグラウンド。向こうに見えるのは、名古屋市科学館だ)

Dsc_4814 (名古屋市科学館外観。目を引く巨大な球体は世界最大級のプラネタリウムで、内径は35メートル)

(睡蓮)

考える豊島九段

20220913f_2

15時20分、休憩明けの△1九金(図)から、まだ1手も動いていません。現局面での豊島九段の考慮時間は1時間40分に達しました。控室の検討陣は、▲3二馬△同玉▲3一金と踏み込んで先手がやれるという見解です。豊島九段としても、ここは勝ちを引き寄せる好機と見て長考しているものと思われます。

Dsc_50831 (豊島九段)

(睡蓮)

おやつ

15時になり、両対局者におやつが出されました。注文は、永瀬王座が「陽だまりみかんジュース、アイスコーヒー、白グレープジュース」、豊島九段が「季節のフルーツ盛り合わせ、オレンジジュース」です。

Dsc_51101 (永瀬王座のおやつ)

Dsc_51011 (豊島九段のおやつ)

Dsc_51021

※対局者とは別に注文した品を撮影しています。

(睡蓮)

14時20分頃の控室

Dsc_50921 (杉本昌八段と、日本経済新聞観戦記担当の若島正さんが盤を挟む。隣で見守る福崎九段)

Dsc_50981 (真剣な表情の杉本昌八段)

Dsc_50971 (若島さんは一流の詰将棋作家で、解図力も抜群。また、赤旗名人戦で優勝したこともある)

(睡蓮)

周辺散策(2)

名古屋駅の東には「四間道(しけみち)」と呼ばれるエリアがあり、江戸時代に名古屋城築城と共に作られた商人町の町並みが保存されています。

Dsc_4736 (白壁の土蔵が並ぶ)

Dsc_4737(1700年に大きな火事があったあと、防火のために道幅を四間=約7メートルに拡張したことから「四間道」の名がついたという)

Dsc_4731

Dsc_4740 (四間道周辺の案内図。レストランやカフェなど、多くの店舗が集まっている)

Dsc_4758 (家の屋根の上には、祠が散見される。神社を建てるだけの空き地がなかったことから、屋根に祠を設けて神を祭る「屋根神」の風習が生まれたそうだ)

Dsc_4745 (四間道の南端にある浅間神社)

Dsc_4746 (境内には立派な古木が多くあった)

(睡蓮)

永瀬王座、強気な一手

20220913f13時39分、永瀬王座は相手玉を攻めることも自玉を補強することもせず、△1九金と香を取りました。1時間17分の長考です。後手玉が1三にきたときにどこかで▲1五歩と攻められる筋を緩和している意味はありそうですが、この忙しそうな局面で僻地の香を取るのは、かなり度胸の要る一手。具体的には、現局面で▲3二馬△同玉▲3一金と踏み込まれる筋は後手としてはかなり怖いところです。永瀬王座は自玉が大丈夫と見切ったのでしょうか。

Dsc_49691 (豊島九段はどう出るか)

(睡蓮)

永瀬王座が長考

20220913e

13時35分を過ぎました。永瀬王座は、まだ再開の一手を指さずに考えています。図の▲4一馬に後手が攻めるなら(1)△7八銀が部分的には厳しい手ですが、以下▲3二馬△同玉▲7二飛成から7八の地点で清算すれば、先手のほうもすぐにやられてしまうことはありません。後手が受けるなら(2)△4二金打、あるいは(3)△3一金打のどちらかと考えられ、こちらも有力です。ここからは長考の応酬ということになるのかもしれません。

Dsc_49631 (永瀬王座。本局で初めての長考だ)

(睡蓮)

昼食休憩明け

Dsc_50501 (再開前の対局室。福崎九段と柵木三段が対局者を待っている)

Dsc_50541 (12時58分、まず永瀬王座が戻った)

Dsc_50601 (直後に豊島九段も戻る)

Dsc_50701 (再開を告げられても、永瀬王座はすぐには指さなかった)

Dsc_50881

Dsc_50771 (難しい局面。先に頭一つ抜け出すのはどちらか)

(睡蓮)

昼食休憩時の対局室

Dsc_50391

Dsc_50421 (手番の永瀬王座の側から見た盤面。駒は静山作の錦旗書)

Dsc_50441 (すでに互いの玉は安全とはいえない状況だ)

Dsc_50451 (昼食休憩までの手数は93手)

Dsc_50481 (永瀬王座の後ろに飾られている壺)

(睡蓮)

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