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第70期王座戦五番勝負第2局

2022年9月13日 (火)

昼食休憩

20220913d

12時10分、この局面で永瀬王座が37分使って昼食休憩に入りました。ここまでの消費時間は▲豊島1時間1分、△永瀬2時間7分。昼食の注文は、永瀬王座が「牛フィレ肉のビーフカレー、巨峰タルト、陽だまりみかんジュース、アイスコーヒー、バナナ5本」、豊島九段が「牛フィレ肉のビーフカレー、アイスレモンティー(氷なし)」です。対局は13時に再開されます。

Dsc_50241 (永瀬王座の昼食)

Dsc_50311 (牛フィレ肉のビーフカレー)

Dsc_50291_2 (巨峰タルト)

Dsc_50341 (陽だまりみかんジュース。左側はクリとサツマイモのスープだ)

Dsc_50381 (豊島九段の昼食。スープはコンソメスープ)

※対局者とは別に注文した品を撮影しています。

(睡蓮)

周辺散策(1)

名古屋マリオットアソシアホテルがある名古屋駅周辺には、高層ビルが立ち並んでいます。それぞれのビルにはオフィスに加えてグルメ、ファッションなどの店舗が多数入っており、一帯が商業の一大拠点になっています。

Dsc_4718 (名古屋駅に直結したJRセントラルタワーズ。名古屋マリオットアソシアホテルはこちらにある)

Dsc_4707 (日本将棋連盟の名古屋将棋対局場が入っているミッドランドスクエアもすぐ近くに)

Dsc_47211 (大名古屋ビルヂング。外装は大樹の幹に葉や枝が重なる様子をイメージしているそうだ)

Dsc_4725 (名古屋ルーセントタワー。全面ガラス張りの東側が緩やかな曲線を描いている)

(睡蓮)

大胆な飛車取り

20220913c

図は11時頃の局面。銀取りの△8三桂に対して▲8四銀とかわす手もあったところですが、豊島九段はわずか1分の考慮で▲8一角成と飛車を取りました。以下△7五桂▲同金△同飛成と守りの金銀をはがされて先手としては嫌に見えますが、しのぐ手段があると判断しているようです。

Dsc_49531_2 (豊島九段。怖い順に平然と踏み込んでいった)

(睡蓮)

玉そばにと金

20220913b

図は10時20分過ぎの局面。先手の玉そばに後手のと金ができ、もう終盤戦の一歩手前といってよい状況になっています。先手としては怖いと金ですが、先手玉は上部を開拓して入玉を狙う含みもあり、まだまだ簡単には捕まらないでしょうか。形勢は互角に近そうです。

Dsc_49571 (永瀬王座)

(睡蓮)

10時前の控室

開始からは1時間弱が経過しました。早い進行ということで、控室の継ぎ盤もすでに活発に動いています。

Dsc_50141 (福崎九段、井上九段、新聞解説の杉本昌八段が盤を囲む)

Dsc_50151 (福崎九段は目線をサービスしてくれた)

Dsc_50171 (検討をしている間にも、指し手はどんどん進む。駒音が響く度、視線は盤面を映したモニターに)

(睡蓮)

すさまじい早指し

20220913a図は9時30分過ぎの局面。角換わり腰掛け銀から異常なまでの早さで手が進み、手数はすでに60手を超えました。「持ち時間は何時間でしたっけ」「この時間でこの局面、朝の6時から始まったんちゃうか」「ここまで早いのは見たことがないですね」と、控室の検討陣も驚いています。永瀬王座と豊島九段にとっては、まだ定跡の範囲内なのでしょうか。

Dsc_49771 (永瀬王座)

Dsc_49791 (豊島九段)

(睡蓮)

対局開始

Dsc_49031 (8時20分過ぎの対局室。柵木三段が準備を進めている)

Dsc_49051

Dsc_49121 (対局室からの景色)

Dsc_49111 (永瀬王座の盆。ポットにはコーヒーが入っている)

Dsc_49071 (豊島九段の盆。ポットの中はほうじ茶だ)

Dsc_49141 (立会人の福崎九段もスタンバイ)

Dsc_49171 (8時43分、まず永瀬王座が姿を見せた)

Dsc_49341 (豊島九段は8時45分に入室)

Dsc_49411 (永瀬拓矢王座)

Dsc_49431 (豊島将之九段)

Dsc_49511

Dsc_49551 (日本将棋連盟常務理事の井上慶太九段も見守る)

Dsc_49971 (定刻になり、対局開始)

Dsc_50001 (先手番の豊島九段の初手は▲2六歩)

Dsc_50031 (永瀬王座は間を置かずに△8四歩と応じる)

Dsc_50101 (ともに長くは手を止めず、すらすらと指し進めていた)

(睡蓮)

本日のスケジュール

おはようございます。対局日の朝になりました。本日のスケジュールは以下の通りです。

■一日のスケジュール
09:00      対局開始
12:10~13:00  昼食休憩
15:00      おやつ
17:30~18:00  夕食休憩

Dsc_49011(ホテルから名古屋の街を望む)

(睡蓮)

2022年9月12日 (月)

検分

対局者をはじめとした関係者らは、15時頃に対局場の名古屋マリオットアソシアホテルに到着。検分は18時開始の予定を少し早めて、17時50分頃から行われました。盤と駒は、日本将棋連盟の品を使用します。そのほかの対局環境も問題なく、5分弱で検分終了となりました。

Dsc_4879 (永瀬拓矢王座)

Dsc_4883 (豊島将之九段)

Dsc_4886

Dsc_4893 (立会人の福崎九段が、駒の照り返しの具合は問題ないかと永瀬王座に尋ねる。大丈夫との返答だった)

Dsc_4897 (最後に室温の確認。明日はひとまず20度に設定しておくことになった)

本日のブログ更新は以上で終了です。明日もよろしくお願いいたします。

(睡蓮)

名古屋マリオットアソシアホテル

対局場の名古屋マリオットアソシアホテルは、世界中で600拠点以上展開されているマリオットホテルのうちの一つ。名古屋駅の真上という立地で、東海エリア随一の高層ホテルです。高層からの眺望と豪華な内装が魅力で、多種多様なレストランや宴会場も備えています。
創業は2000年で、同年には第41期王位戦七番勝負第3局(羽生善治王位-谷川浩司九段、肩書は当時)の対局場になりました。また、先月には第4期大成建設杯清麗戦五番勝負第3局(加藤桃子清麗-里見香奈女流四冠、肩書は当時)が行われています。

【名古屋マリオットアソシアホテル】
https://www.associa.com/nma/

Dsc_4717 (低層部分の最上部と左側のタワーにホテルが入っている)

(睡蓮)

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