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第70期王座戦五番勝負第2局

2022年9月13日 (火)

戦型は角換わり後手棒銀

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図は19時35分過ぎの局面。再び角換わりの将棋です。先手が1筋の位を取ると、後手は棒銀で主導権を取りにいきました。

Dsc_52081 (豊島九段。棒銀に命運を託した)

(睡蓮)

指し直し局、対局開始

Dsc_51601 (永瀬王座は開始の10分ほど前に入室)

Dsc_51711 (続いて、豊島九段が戻る)

Dsc_51751

Dsc_51841

Dsc_51891

Dsc_51931

Dsc_52101 (19時13分、改めて礼を交わす)

Dsc_52131 (永瀬王座、初手は▲2六歩)

Dsc_52171 (豊島九段はすぐに△8四歩と応じた)

(睡蓮)

指し直し局の棋譜中継

千日手指し直し局の棋譜中継ページは、下記のリンク先からご覧ください。

【指し直し局・棋譜中継ページ】
http://live.shogi.or.jp/ouza/kifu/70/ouza202209130102.html

(夏芽)

千日手成立直後

Dsc_51281 (千日手成立直後の対局室。立会人の福崎九段が千日手の際の規定を説明する)

Dsc_51351 (苦しそうな将棋を千日手に持ち込んだ永瀬王座)

Dsc_51301 (豊島九段、大長考での読みのどこかに誤算があったか)

Dsc_51481 (タブレットに指し直し局の持ち時間が示される)

Dsc_51541 (手早く駒を仕舞う永瀬王座)

Dsc_51571 (指し直し局は19時13分開始)

(睡蓮)

千日手が成立

終了図


第70期王座戦五番勝負第2局は、118手で千日手が成立しました。千日手成立時刻は18時43分。消費時間は▲豊島九段4時間50分、△永瀬王座3時間31分(チェスクロック使用)。指し直し局は先後を入れ替え、30分後に開始します。

その際、豊島九段の残り時間が1時間を切っているため、指し直し局の持ち時間は、それぞれに50分ずつ加えて、永瀬王座が2時間19分、豊島九段が1時間0分で始めます。

(夏芽)

千日手の可能性

20220913k対局が再開され、▲4三金△3三金打(図)と進みました。以下(1)▲3二金△同金▲4三金△3三金打から千日手になるのでは、と控室では話されています。先手が千日手にするつもりがないなら(2)▲2三歩成ですが、果たして豊島九段はどのような決断をくだすのでしょうか。

Dsc_49481 (豊島九段)

(睡蓮)

夕食休憩時の対局室

Dsc_51231

(17時45分のモニター映像から。永瀬王座はいったん席を外して、短時間で戻ってきた。豊島九段はこの少しあとにようやく中座)

(睡蓮)

Paraviでの動画中継

17時からは、Paraviで森内俊之九段・加藤桃子女流三段ペアによる解説が始まっています。あわせてお楽しみください。

【Paravi 第70期王座戦実況ライブ!】
https://www.paravi.jp/title/99183

Img_10901

(睡蓮)

夕食休憩に

20220913i

17時30分、この局面で豊島九段が2分使って夕食休憩に入りました。ここまでの消費時間は▲豊島4時間8分、△永瀬3時間30分。夕食の注文は、永瀬王座が「カツサンド(カラシなし)、ウーロン茶」、豊島九段が「握りずし、オレンジジュース(氷なし)」。対局は18時に再開されます。

Dsc_51111 (永瀬王座の夕食)

Dsc_51221

Dsc_51161 (豊島九段の夕食)

Dsc_51191

※対局者とは別に注文した品を撮影しています。

(睡蓮)

歩頭桂

20220913h16時32分、豊島九段は2時間52分の大長考の末に▲2四桂と手筋の歩頭桂を放ちました。

「シンプルに」(杉本昌八段)

「全然読んでいなかったよ。驚いたね」(福崎九段)

△2四同歩▲同歩に△同銀なら、▲4二金とからんでやれるという読みでしょうか。ただし、後手のほうも▲4二金に△3三金打と受けて、少なくとも簡単には潰れないものと思われます。ともあれ、今度は永瀬王座のほうがまとまった時間を使うことになりそうです。

Dsc_49722 (豊島九段。どこまで読み進めることができたのか)

Dsc_49271 (永瀬王座は何とかしのいで反撃の機会を得たい)

(睡蓮)

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