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東京・将棋会館では19時から大盤解説が始まっている。解説は阿久津主税七段、聞き手は甲斐智美女流王位。夕食休憩の局面で、阿久津七段は「先手ペースに見えます」と話していた。
(牛蒡)
19時、対局再開。羽生王座はすぐには指す気配がない。
大盤解説会場では中村修九段と近藤六段に解説者が交代した。「千日手で大変なのは記録係ですよね。昔はコピー機がないので4通書いていた(現在は2通)んですが、深夜に朦朧として間違えると全部書き直しで」と近藤六段。本譜の解説に移る前には、角換わりの昔の形、今の形を語っていた。
16時過ぎ、大盤解説会では深浦九段が解説中。「戦う場所がなくて千日手になるのが怖いですよね」と話すが、表情は楽しげだ。ただ、千日手になる可能性は低く、戦いになるでしょうとも。すると今度は「成り駒をたくさん作って玉が上に出ていくと……こう、入玉になりやすいですよね」と、持将棋の可能性をほのめかす。「夜が楽しみですね」と本田女流三段。