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千日手になったことで、15時に出される予定だったおやつは、休憩中に両対局者の部屋へと運ばれた。メニューは、羽生王座がバームクーヘンとホットコーヒー。中村六段がチョコレートケーキと紅茶。
15時26分、指し直し局が始まった。両者とも表情が険しい。
龍言では数多くのタイトル戦が行われている。館内には当時の対局者の揮毫が展示されている。2008年の第56期五番勝負、羽生王座に木村一基八段が挑戦したシリーズの色紙を見つけることができた。
龍言の外を歩く。水田には収穫後の稲株が並んでいる。龍言寺の跡地、長尾政景公の墓所などを見て回った。
14時、現地で大盤解説会が始まった。
12時55分ごろ、中村六段が対局室に戻った。定刻の13時になり、中村修九段が「再開の時間になりました」と告げる。ほどなくして羽生王座が戻り、次の手を指した。
12時になり、昼食休憩に入った。昼食の注文は両者ともにひつまぶしセット。飲み物は羽生王座が緑茶、中村六段がジンジャーエール。対局は13時に再開される。