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第59期王座戦五番勝負第2局

2011年9月20日 (火)

琵琶湖疏水(2)

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(蹴上インクライン。写真右奥がウェスティン都ホテル京都)

蹴上(けあげ)インクラインは、全長582メートル(勾配1/15)の坂を通した、水運を可能にするための傾斜鉄道です。2つの船溜まりを鉄道で結び、船ごと台車に載せて昇降させました。
1891(明治24)年、蹴上発電所の営業運転開始とともに運用が開始されましたが、陸運の発達にともない利用が減少し、1951(昭和26)年に休止されました。
現在は形態保存され、当時の模様を伝える台車と船が展示されています。

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(蹴上インクライン運用当時を再現した、台車と船)

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(現在は人が歩くことができる。大きな石は当時からあったものだろうか、人が歩きやすいように入れられたものだろうか)

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(蹴上インクラインの下を通るトンネル「ねじりまんぽ」。レンガが水平ではなく、ねじるような形で積み上げられている)

(翔)

琵琶湖疏水(1)

琵琶湖疏水は明治初期に琵琶湖の水を京都市内に通し、水運、水車動力等で東京遷都後に衰退した京都を復興させようと建設されたものです。
当時の国内の土木工事は外国人技師の設計や監督によるものばかりでしたが、日本人の手によって作られた、初の大規模土木事業と言われています。1885(明治18)年に竣工し、1890(明治23)年に第1疏水が完成しました。その後第2疏水も1912(明治45)年に完成しました。
完成後に水力発電としての活用も考慮され、ウェスティン都ホテルのある蹴上(けあげ)には日本最初の事業用水力発電所が1891(明治24)年に運転を開始しており、琵琶湖疏水記念館ではその歴史を学ぶことができます。現在も京都市内に潤いをもたらしています。また蹴上には浄水場などの施設も設けられています。

(参考)京都市上下水道局:琵琶湖疏水

※写真は全て9月某日に撮影したものです。

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(琵琶湖疏水記念館)

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(モニュメント「巨大な輝き」。水門を開ける男と開かれた水門からキラキラあふれ出る命の水を表現している)

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(「疏水物語」。琵琶湖疏水記念館で1本100円で購入できる)

(翔)

昼食休憩

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40手目△1四歩の局面で昼食休憩に入りました。消費時間は▲羽生1時間32分、△渡辺1時間6分。昼食は羽生王座がスパゲティボロネーゼとアップルジュース、渡辺竜王がうな重。昼食休憩は12時~13時です。


(翔)

11時半頃の控え室

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(『最新の相掛かり戦法』片手に談笑する山崎七段と桐山九段)


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(対局開始からずっと対局室で観戦していた観戦記担当・若島正さんが控え室を訪れ、検討が始まる。若島さんは今は詰将棋専門?だが、1975年に赤旗名人戦での優勝経験を持つ強豪でもある)


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(雨は強くなっている)


(翔)

京都市動物園

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(京都市営地下鉄東西線・蹴上駅にて)

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(きりんさんをたどりつづけると、京都市動物園に到着)

※写真は9月某日に撮影したものです。

(翔)

先手が得?

_39左図は、野月浩貴七段(日経新聞掲載の王座戦観戦記でもおなじみ)が著した『最新の相掛かり戦法』(日本将棋連盟)に似た局面が載っています。

Sankou01左図がその局面(50ページ)。端歩と先手の左銀の位置が異なります。△4四角と上がったあとに先手から角交換している形なので1手の違いが生じています。
『最新の相掛かり戦法』では左図から△7四歩▲3五銀△7五歩と進んだ局面の候補手の1つに▲8八銀を挙げています。「もう▲8八銀と上がっているので、先手が得をしていると言えるかもしれませんね」と山崎七段。

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京都市では10月29日~11月6日に「第26回国民文化祭」が開催されます。
国民文化祭は毎年全国で持ち回りで開催されている国内最大級の文化イベント。将棋も「競技文化フェスティバル」の1種目として開催予定です。
マスコットキャラクターはポスターにもある「まゆまろ」。


(翔)


大盤解説会のお知らせ

ニコニコ生放送
12時50分会場、13時開始
解説・森内俊之九段
※同じ内容をTwitter解説で文字情報としてご覧いただけます。


【現地・ウェスティン都ホテル京都】
17時開始
解説・久保利明棋王・王将、聞き手・村田智穂女流二段
事前申し込み不要
料金 1000円(飲み物付)
お問い合わせ 075-771-7111


【東京・将棋会館道場】
18時開場・18時半開始
解説・島朗九段、聞き手・鈴木環那女流初段
事前申し込み不要
料金 一般2000円(各種割引有)
詳しくはhttp://dojo.shogi.or.jp/event/index.html
お問い合わせ 03-3408-6167(道場直通)


※関西将棋会館道場での大盤解説会はありません。


(翔)

相掛かりを指すコツ

_29山崎隆之七段に相掛かりを指すコツを伺いました。
「相掛かりは飛車は自然と使いやすい戦型ですが、角が難しいですね。棋譜に『角』という符号が出てくることが少ないですが、最も神経を使う駒です。邪魔駒になることも多いですし、角交換になっても手持ちにしたままで使わないことが多いです。本譜も角交換しましたが、駒組みに神経を使うことになりそうです」


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(9月某日、南禅寺境内にて)


(翔)

南禅寺(5)

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(翔)

南禅寺(4)

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(法堂は法式行事の行われる場所。1893(明治26)年に焼失し、現在の法堂は1909(明治42)年に再建された)

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(法堂の前で浄香をたく人も大勢いた)

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(本坊は宗務を取り扱う寺務所。写真は特別な行事のときだけ使われる大玄関)

(翔)

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