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第58期王座戦五番勝負第3局

2010年9月29日 (水)

控え室

控え室では石田和雄九段、河口俊彦七段、鈴木大介八段が盤を囲んでいる。

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(新聞解説の鈴木八段(左)と、本局の観戦記を担当する河口七段(右))

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(立会人の石田和雄九段)

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「陣屋さんぽ道」

「陣屋さんぽ道」は、宿で配布されている案内マップ。本日は、この図に記されている場所を厳選して紹介していきたい。

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【陣屋の歴史】
「北に丹沢、大山を背負い、
南は大磯、茅ヶ崎海岸に面している。
一万坪の敷地内に今も蛍湧く飯泉と
カルシュウム含有量世界一を誇る温泉が
千年湧く、恵まれた地利にある。
いざ鎌倉に備え、
時の侍所別当 和田義盛公が守った
西の砦であった。
大正時代、三井物産の奥座敷として始まり、
終戦までは、平塚で栄えた火薬廠や、海軍の将校が
馬車で通うのが風物であったという。(旅館になったのは大正末)
松風の間はその時大磯から移築されたもので、
明治天皇の為に黒田藩主が建てたものである。
将棋の対局は昭和15年
関根名人からの歴史を刻み、
今も名勝負が行われている。」

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定刻9時、対局開始

立会人の石田九段が対局開始を告げる。両対局者が一礼し、羽生王座の先手番で対局が始まった。

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(初手を着手する羽生王座)

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(藤井九段。羽生王座の初手を見届けてから目を閉じ、集中を高める)

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駒を並べる両対局者

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(羽生王座)

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(藤井九段)

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対局開始直前

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(藤井九段。定刻間近、目を瞑り気を落ち着ける)

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(羽生王座。定刻の5分前に入室した)

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棋譜解説チャットは高崎一生五段

本日、棋譜解説チャットを担当するのは高崎一生(たかざき・いっせい)五段。

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「おはようございます。チャット解説を務めさせていただきます高崎一生です。本日はよろしくお願いします。戦型ですが、後手の藤井九段が角交換四間飛車をもう一度やるかどうかが焦点です。一局目に負けているので、ゴキゲン中飛車か藤井システムを採用する可能性も高いと思います」(棋譜解説チャットより)

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王座戦第3局、まもなく対局開始

第58期王座戦五番勝負第3局が、いよいよ本日29日に行われる。対局場所は、数々の名勝負を見届けてきた「陣屋」。羽生王座が19連勝・19連覇を成し遂げるのか、それともここから藤井九段の巻き返しが始まるのか。注目の対局は9時開始。

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・王座戦中継サイト http://live.shogi.or.jp/ouza/
・棋譜中継 http://live.shogi.or.jp/ouza/kifu/ouza20100929.html
・棋譜解説チャット http://chat.shogidojo.net/cgi-bin/fox/chatview.cgi

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2010年9月28日 (火)

検分 (3)

使用する駒を選んだのち、照明の調子などを確認。何度もタイトル戦が行われた場所なので、対局者への配慮は心得たもの。特に問題もなく、検分は5分ほどで終了した。

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(羽生王座)

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(藤井九段)

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(二組の駒が盤上に載っている。見ていると、混ざりはしないかと心配してしまいそうだ)

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検分ののち、関係者のみを集めた食事会が行われた。

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検分 (2)

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(羽生王座)

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(藤井九段)

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(フワッと駒を持ち上げる、羽生王座独特の所作。銀杏記者は「舞うような手つき」と表現している)

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検分 (1)

18時、羽生王座と藤井九段、関係者が対局室「松風の間」に移動。検分を開始した。

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(対局室の様子。写真右側では、立会人の石田和雄九段が駒を受け取っている)

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(羽生王座。駒袋からそっと駒を盤上に)

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(藤井九段)

(文)

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