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第58期王座戦五番勝負第3局

2010年9月29日 (水)

対局再開

定刻の13時になり、羽生王座が入室。定刻を過ぎても藤井九段は現れなかった。

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大盤解説会のお知らせ

本日の対局は現地での大盤解説会が行われます。解説を担当するのは森内俊之十八世名人。聞き手は安食総子女流初段が務めます。永世名人の解説を聞く貴重なチャンスです。ぜひお越しください。

第3局 現地大盤解説会

■日時:2010年9月29日(木) 15:00~ 終局まで
■会場:神奈川県秦野市「陣屋」
■解説者:森内俊之九段 聞き手:安食総子女流初段
■料金:2,000円(飲み物つき)

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また、東京では将棋会館・弁護士会館の2か所で大盤解説会が行われます。東京・将棋会館では行方尚史八段と熊倉紫野女流初段が、弁護士会館では片上大輔六段、北尾まどか女流初段がそれぞれ解説を行います。現地に来られない方はぜひこちらでお楽しみください。

第3局 大盤解説会(東京・将棋会館)
http://dojo.shogi.or.jp/event/

■開催日:2010年9月29日(水)
■時間・場所:東京・将棋会館2階研修室 18時開場 18時30分開始
※開始時間が例年と異なっていますのでご注意ください
早く終局した場合も、21時頃までは解説会を行います
原則として、終局まで解説しますが、対局が11時を超えた場合は途中終了させていただきます
■料金:一般 2000円、支部会員・女性・学生・60歳以上・障害者1500円 全席自由・70席
※満員の場合、お席がご用意できないこともあります

・途中で次の一手の出題あり。正解者に上扇子などの賞品贈呈 ・次の1手終了後の入場は、500円割引
・道場入場者は、当日の手合カード提示で500円割引
(割引サービスの併用は出来ません)

■解説:行方尚史八段 熊倉紫野女流初段

■お問い合わせ:〒151-8516 渋谷区千駄ヶ谷2-39-9
日本将棋連盟道場 TEL03-3408-6167(道場直通)

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第3局 大盤解説会(弁護士会館)

■日時:9月29日(水)16時~終局まで(予定)
■場所:弁護士会多摩支部会館 〒190-0014 東京都立川市緑町7-1 アーバス立川高松駅前ビル2階
■主催:東京三弁護士会多摩支部 TEL 042-548-3800
■出演棋士:片上大輔六段、北尾まどか女流初段
■料金:入場無料

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関西将棋会館では、阿部隆八段による大盤解説会が開かれます。詳細は次のURLをご覧ください。
→将棋連盟関西本部ホームページ
http://www.kansai-shogi.com/club/kaisetsukai.htm

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昼食休憩時の対局室

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(対局室へ続く廊下。陣屋でタイトル戦を戦った幾多の棋士が、この廊下の上を歩いた)

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(羽生王座の王将。「影師」と銘が刻まれている)

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(藤井九段の玉将。こちらには「錦旗(きんき)」と駒の書体が刻まれている)

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昼食休憩に入る。再開は13時より

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図の局面で藤井九段が22分考え、昼食休憩に入った。ここまでの消費時間は▲羽生1時間16分、△藤井1時間31分。昼食の注文は羽生王座が「ビーフカレー、アイスティー」、藤井九段が「カレーうどん、オレンジジュース」。

「△4三銀からの変化はしっかり読みを入れる必要があります」と高崎五段。再開は13時より。

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大池の鯉

陣屋の各所にある池には、色とりどりの鯉が泳いでいる。

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(すいすいと池を泳ぐ鯉。近づいてカメラを向けると「なんだなんだ」と集まってくる)

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鈴木八段の見解

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鈴木八段は上の図について、次のように語った。

「筋は▲3五歩△同歩▲2四歩と攻めたいんです。だけどその瞬間△1五角があるので、うまくいかないんですね。なのでこの局面で▲1六歩と突いておいて、△1四歩と受けてくれれば得です。問題は、受けてくれるかどうかわからない点です。ただ、▲1六歩は羽生好みじゃないです。羽生さんは、『端歩の交換が入るかどうか』っていう細かいことで苦労したことがないでしょう。きっと。
▲4六歩と受けて、△4三銀▲4七銀△5四銀▲5六銀△4一飛(参考図)。そこで▲4八飛は回りづらいですね。すぐに打つかはわかりませんが△2六角と打ったり、後手に選択肢が多くなります。せっかく▲2五歩まで伸ばしてあるのに、▲4八飛は悔しすぎますよ」

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高崎五段の見解

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図は11時30分頃の局面。藤井九段が△4四歩と4筋の歩を突いたところだ。棋譜解説チャットの高崎五段は、次のように解説する。

「桂頭をケアした手です。場合によっては△4五桂と桂交換する手も含みにしています。 先手は▲4六歩とはやや指しづらいかもしれません。以下△4三銀▲4七銀△5四銀▲5六銀△4一飛(参考図)にどうするか。参考図から▲4八飛には△2一飛から千日手を狙う要領です。ただ本当にそう上手くいくかというと難しいですが」

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11時40分。モニタに羽生王座の手が映り、「指しづらいか」と言われていた▲4六歩を着手した。「▲4六歩ですか。先程の千日手含みの順は大丈夫と見たんですね」と高崎五段。

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湯の神稲荷

竹林を抜け鳥居をくぐると、その先にあるのが「湯の神稲荷」。散歩に出ようとしていた石田九段に「お稲荷様がありますよ」と伝えると、「そうなんですか。では行きましょう」とにっこり。竹林の先の階段を登り、参拝。石田九段は辺りを見回しながら、「すごい歴史のある場所なんですねえ」と感嘆の声を漏らしていた。

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陣太鼓

陣屋入り口に置かれた「陣太鼓」。来客があると太鼓の音が陣屋に響き、建物の歴史ある佇まいと相まって風雅な趣を感じさせる。

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戦型は角交換型振り飛車へ

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上図の通り、序盤に藤井九段が△3三角と上がった。これは「△3三角戦法」と呼ばれる指し方で、角交換を前提に居飛車・振り飛車の両方を視野に入れた作戦だ。本局は藤井九段が5筋に飛車を回り、角交換型の振り飛車になった。
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互いに玉を囲う。後手は△2一飛~△2五桂!がひとつの狙い。桂を犠牲に2五の歩を取り、2筋の飛車先を逆襲する攻めがある。藤井九段は低い陣形からじっと戦機をうかがっている。いっぽう、羽生王座はその仕掛けに備えながら、自陣を整備する。しばらくは間合いを計るようなじりじりとした駒運びが続くだろう。

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