上図での伊藤王座の長考が1時間を超えました。
11時40分頃に村山慈明八段に話を聞きました。
「後手は次に△3三桂と跳ねると十分な形です。(1)▲7七銀は『桂馬を跳ねてもいいですよ』という手。桂跳ねを牽制するなら(2)▲4六銀や(3)▲4六角が考えられます。いずれも▲3五歩の桂頭攻めを見せた手です。(2)▲4六銀△3三桂にすぐ▲3五歩は△同歩▲3四歩△3六歩▲3三歩成△同銀▲2五桂△3四銀と進めておいて、あとで△2四歩から桂馬を取りにいけば拠点の歩が残る分、後手が指せます。でも△3三桂に▲4七金や、▲3五歩△同歩▲2六飛と一度備えておく手もあります。どれも有力なので長考になっていると思います。あと30分で昼食休憩(12時10分から)ですが、そこまでずっと考えるとは考えにくいです。あと5分、10分くらいで決断して、広瀬九段が休憩まで考えるのではないでしょうか」と話しています。
それから5分ほどして、伊藤王座は(1)▲7七銀と指しました。
(控室に都成竜馬七段も来訪。色紙を書いている。横に座る冨田誠也五段は四段に昇段した直後の2020年にホテルオークラ神戸で行われた第68期王座戦第4局で記録係を務め、全八大タイトル戦の番勝負の記録係を「制覇」した)
(翔)
おはようございます。本日2026年10月14日(水)は第74期王座戦五番勝負第4局▲伊藤匠王座(2勝)-△広瀬章人九段(1勝)が兵庫県神戸市「ホテルオークラ神戸」で行われます。
持ち時間は各5時間(チェスクロック使用、使いきると1手60秒未満の秒読み)。
立会人は谷川浩司十七世名人、新聞解説は村山慈明八段、記録係は岡本詢也三段(井上慶太九段門下)、観戦記執筆は池田将之・指導棋士五段が務めます。
本日もよろしくお願いいたします。
【本日のスケジュール】
09:00 対局開始
12:10 昼食休憩
13:00 対局再開
14:00 現地大盤解説会開始
15:00 おやつ
17:00 夕食休憩
17:30 対局再開
?:? 終局
【第4局棋譜中継ページ】
http://live.shogi.or.jp/ouza/kifu/74/ouza202610140101.html
【主催:日本経済新聞社】
https://www.nikkei.com/
【特別協賛:東海東京証券】
https://www.tokaitokyo.co.jp/
(翔)