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2026年9月

2026年9月15日 (火)

感想戦

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以上で第2局の中継を終了いたします。ご観戦いただき、ありがとうございました。


(玉響)

大盤解説会場へ

終局後のインタビューのあと、両対局者は大盤解説会場に移動しました。

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(玉響)

終局直後

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A7v06282【伊藤王座の談話】
――戦型選択について。
伊藤 王位戦(先週8日の七番勝負第6局)に続いて、早繰り銀を指してみようかなと。そのあと△5四銀(22手目)~△7四歩は前例もある指し方だったと思いますが、あまり深く考えたことがなかったので、手探りで指していました。

序中盤の形勢判断について。
伊藤 ▲2四歩(37手目)は長考になったんですけど、△同歩にいちばん指したかったのは▲同飛でした。いずれにしても、どれがいちばん仕掛けに備えているかの判断がつかなかったです。本譜の△6五桂(40手目)も軽視していて、午後から形勢判断がよく分からないまま指していました。

――夕食休憩後の終盤について。
伊藤 耐える展開になって、少しずつ自信がなくなっていました。終盤は際どいですけど、少し足りないと思いながら指していました。

――最後、作ったような詰みがあった。
伊藤 △7七歩(102手目)に代えて△7七銀から△7八飛成をずっと読んでいて、それも手段が見えていませんでした。本譜は、たまたま詰んでいました。

――これでシリーズは1勝1敗のタイになった。
伊藤 2連敗となると、かなり苦しくなってしまうので、タイに戻せてホッとしているところです。

A7v05666【広瀬九段の談話】
――作戦については。
広瀬 前例が少ない形なので、どういう将棋になるか分からないと思いながら指していました。

――中盤の辺りは攻勢を採っていた。
広瀬 △6五桂(40手目)と跳ねた以上は攻める展開にならざるを得ないところもあり、2筋、3筋で借金を抱えているので、常に自玉の反動を気にしながら。形勢は分からなかったです。

――最終盤の詰む、詰まないの辺りは。
広瀬 △7七歩(102手目)のところでは勝っているのかなと思っていましたが、こんなきれいに詰む筋があるのは気がつかなかったです。詰めろのかけ方の選択を、ひょっとしたら間違えたかもしれないと思いましたが、判断がつかなかったですね。

――次局以降の抱負について。
広瀬 自分らしい将棋は指せていると思うので、第3局まで日にちは空きますけど、また頑張りたいと思います。

(玉響)

伊藤匠王座が勝ってタイに

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▲伊藤匠-△広瀬戦は115手で伊藤匠王座が勝ちました。終局時刻は20時30分。消費時間は▲伊藤5時間0分、△広瀬5時間0分。急転直下の逆転劇で伊藤匠王座が制して、対戦成績を1勝1敗としました。第3局は10月2日(金)に北海道虻田郡ニセコ町「ニセコ温泉郷いこいの湯宿いろは」で行われます。

(琵琶)

急転直下

20260915_102控室では図の△7七歩に代えて、△7七銀▲5九玉△7八飛成で後手勝ちと見られていました。本譜は△7七歩でしたが、▲6三桂成△同金▲8二飛△6二銀▲6一銀△同玉▲7二角△5一玉▲5三香不成△同銀▲8一飛成(参考図)以下の詰みがあります。もし後手が最初に△7七銀から角を入手していれば、上記の▲8二飛に△6二角と合駒できました。すなわち参考図の5三銀が角ならば、△7一歩の受けが利いて詰まないという寸法です。ほかにも読むべき変化はありますが、実戦は後手玉に詰みが生じていると結論づけられました。

20260915_113


(玉響)

後手が抜け出したか

20260915_92図は持ち駒の角を4四に打った局面。この手が△7七馬と△3五角の両狙いで厳しい一着です。対して(1)▲6九桂は△3五角▲同銀に△9八飛の合駒請求が厄介なので、(2)▲7八金としっかり受ける手が考えられます。千田八段は、以下△8七銀▲同金△同馬▲6一銀に△4一玉と逃げた形が意外にも耐久力のある形だと解説します。詰めろがかかりにくく、この変化は後手勝ちが濃厚と見られています。

A7v05658(本局の新聞解説を務める千田八段)

(玉響)

夕食休憩

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17時、この局面で伊藤王座が26分使って夕食休憩に入りました。消費時間は☗伊藤4時間10分、☖広瀬2時間59分。夕食メニューは伊藤王座が「葱とチャーシューの細切りつゆそば」、広瀬九段が「愛知県産奥三河鶏のバターチキンカレー、ウーロン茶」です。対局再開は17時30分です。

A7v05656(伊藤王座のメニュー)

A7v05644_2 (広瀬九段のメニュー)


(玉響)

飛車の大転回

20260915_55図は▲7七同玉と成桂を取り返した局面。ここで広瀬九段は△8五歩と合わせて、飛車を大きく使います。以下▲同歩△同飛▲8六歩△7五飛▲7六歩△5五飛▲6六角△2七歩で第2図。

20260915_64△2七歩に▲同飛は先手玉の守りが薄くなるので、△6五桂がより有効になります。後手は玉形の安定度でまさっているので、激しく攻め立てたいところです。

A7v05483(広瀬九段)


(玉響)

名古屋マリオットアソシアホテル

第2局の舞台である「名古屋マリオットアソシアホテル」は2000年5月に開業。同年8月には、第41期王位戦七番勝負第3局(羽生善治王位-谷川浩司九段戦、肩書は当時)が指されました。王座戦五番勝負では2022年から5年連続、対局場として使用されています。

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A7v05538(ホテル外観)

A7v05528(ホテル15階からの眺望)

A7v05543(ミッドランドスクエア。25階に名古屋将棋対局場がある)

A7v05524(大名古屋ビルヂング)


(玉響)

おやつ

15時になり、両対局者におやつが出されました。メニューは両者ともに「マリオットラビットケーキ(将棋バージョン)」。広瀬九段のみ「アイスレモンティー」を注文しました。

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(玉響)

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