糸谷八段の△３六歩から戦いが始まっています。▲同銀△３五歩に▲２六角が驚きの一手でした。

△３六歩と銀を取られてしまいますが、▲５三角成が狙いの一手。

△４一飛は▲６四歩△５二銀に▲５四馬が両取りになります。実戦は△５二銀▲４二馬△同玉▲８一飛△６四角▲１八飛まで進みました。

後手は銀得、先手は後手の歩切れが主張です。▲１八飛に糸谷八段が手を止めています。現局面までの消費時間は▲羽生２時間46分、△糸谷３時間16分。早指しで知られる糸谷八段のほうが時間を使っています。

（紋蛇）

中原誠名誉王座が控室に来訪しました。今年５月には日本経済新聞の「私の履歴書」に登場しています。

【中原誠（１）タイトル64期 引退７年対局の夢、今も　人間同士の勝負に生きる 】
http://www.nikkei.com/article/DGKKZO00219850Y6A420C1BC8000/

（森下九段、高見泰地五段と継ぎ盤を挟む）

（記者が取材したときは、終盤の詰むや詰まざるやを調べていた）

（紋蛇）

石川准・静岡県立大学教授が来訪しました。石川教授は社会学が専門。今年６月に日本人初の国連障害者権利委員会の委員に選ばれています。日本経済新聞の本日朝刊「旬の人時の人」にも記事が掲載されました。

【石川准さん（59） 国連障害者権利委員会委員に当選 】
http://www.nikkei.com/article/DGKKZO06913060W6A900C1EA1000/　

石川教授はアマ四段の腕前。９月３日には『資覚障害者移動支援×将棋イベント「AR巨人将棋」』を開催していました。
【勝又清和六段協力　視覚障害者移動支援×将棋イベント「AR巨人将棋」を開催】
http://www.shogi.or.jp/topics/event/2016/09/ar.html

（奥が石川教授。向かいに座るのは勝又清和六段）

（盲人専用の将棋盤。手で触って駒の位置を確認できるようになっている）

（点字で駒が識別できるようになっている。王将と金将はそのままだ）

 
（紋蛇）

15時になり、おやつが出されました。羽生王座はチョコレートケーキ、レモンティー。糸谷八段はどら焼き、アイスティーです。

（羽生王座のチョコレートケーキ、レモンティー）

（糸谷八段のどら焼き、アイスティー）

※対局者とは別に注文したものを撮影しました。

（紋蛇）

（紋蛇）

（昼食休憩時の対局室）

（現局面）

（互いに角を打ちあった）

（羽生王座の王将）

（糸谷八段の玉将）

（対局室から見た横浜市内）

（紋蛇）

12時10分、ここで羽生王座が20分使って昼食休憩に入りました。消費時間は▲羽生１時間12分、△糸谷１時間37分（持ち時間は各５時間）。
昼食注文は、羽生王座が五目チャーハン、グレープフルーツジュース。糸谷八段は葉山牛のスペシャルハンバーグステーキ（和風ソース、ライスつき）、アイスカフェオレです。対局は13時に再開されます。

（羽生王座の五目チャーハン、グレープフルーツジュース）

（糸谷八段は葉山牛のスペシャルハンバーグステーキ（和風ソース、ライスつき）、アイスカフェオレ）

※対局者とは別に注文したものを撮影しました。

（紋蛇）

今月３日に発売された『将棋世界』では挑戦者インタビュー、山崎隆之八段と畠山鎮七段による展望座談会が掲載されています。そちらもぜひご覧ください。

（紋蛇）

「NIKKEI STYLE」では、王座戦の特集が掲載されています。王座と挑戦者の抱負に加えて、久保利明九段と中村太地六段による展望と濃い内容です。そちらもぜひご覧ください。

【第64期将棋王座戦五番勝負　６日開幕】

（紋蛇）

糸谷八段の△６五歩を見て、控室では検討が始まりました。

（谷川浩司九段）

（観戦記を担当する大崎善生さん）

（新聞解説の中村太地六段）

（立会人の森下卓九段も加わった）

（紋蛇）