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2014年10月

2014年10月 7日 (火)

さばきvs押さえこみ

30「後手の基本方針は押さえこみです。序盤から積極的によさを求めていく作戦ではありませんが、先後の差が出にくい作戦選択です。5年ほど前に久保木村戦(久保利明九段-木村一基八段)でよく指されていたイメージがありますが、羽生さんがこういう指し方をするのはめずらしいですね。一方、振り飛車(先手)はさばきの技術が求められます。先手と後手でカラーがはっきり分かれる将棋です。午前中は肚のさぐりあいで推移するのではないでしょうか」(行方八段)

行方八段によれば、先手の5筋位取り中飛車に対して、最近の後手の作戦は居飛車穴熊が多いとのこと。穴熊で玉を固める作戦は現代的、本譜は少し古い形です。

A678 (行方八段)

(牛蒡)

10時10分ごろの控室

A587_2 (観戦記担当の河口七段。メモをとりながら観戦している)

A615 (継ぎ盤周辺には中村修九段、行方八段、佐藤紳六段、室谷女流初段)

A626 (中村修九段)

A620 (行方八段)

A631 (佐藤紳六段)

A643 (室谷女流初段)

(牛蒡)

先手中飛車

3_143手目は▲5六歩でした。今期五番勝負で初めて登場するオープニング。豊島七段が▲7六歩△8四歩に▲5六歩と突くのは4年ぶり、過去の戦績は7戦全勝です。9時35分、14手目まで進んでいます。

A409 (振り飛車を採用した豊島七段)

(牛蒡)

対局開始

A511 (豊島七段、初手▲7六歩)

A521 (羽生王座、2手目△8四歩)

A525 (まずは「すだれ」を上げた状態で様子をみることになった)

(牛蒡)

朝の様子

8時41分に豊島七段、52分に羽生王座の順に入室しました。

A429 (早めに部屋に入った豊島七段)

A433

A436 (羽生王座は8時52分に入室)

A488

A465 (すぐに駒箱が開けられた)

(牛蒡)

間もなく対局開始

甲府市は気持ちのいい朝を迎えました。対局開始は本日9時です。

■1日のスケジュール
9:00 対局開始
12:00~13:00 昼食休憩
15:00 おやつ
18:00~19:00 夕食休憩

A307 (10月7日の日本経済新聞朝刊。第2局第8譜の観戦記が載っている)

(牛蒡)

2014年10月 6日 (月)

ニコニコ生放送

ニコニコ生放送の解説は屋敷伸之九段、聞き手は中村桃子女流初段。放送開始は9時、解説開始は13時。視聴には無料会員登録が必要です。ニコニコ生放送の解説内容は抜粋して日本将棋連盟モバイルツイッターでも配信いたします。

【将棋 第62期王座戦五番勝負第4局】
http://live.nicovideo.jp/watch/lv190285154

Nico
(牛蒡)

大盤解説会情報

【現地】
日時 10月7日(火)15時開始
会場 常磐ホテル 山梨県甲府市湯村2-5-21
    TEL:055-254-3111
地図 http://navi.tm/9a6oy8ho/
料金 1,000円
出演 解説=行方尚史八段  聞き手=室谷由紀女流初段

※駐車場に限りがありますので、公共交通機関をご利用ください。最寄り駅はJR中央線甲府駅。甲府駅からは路線バスで15分程度、タクシーで10分程度です。

Yamanashi


【東京・将棋会館】
日時 10月7日(火)18時30分開場 19時開始
会場 東京・将棋会館2階研修室
    TEL:03-3408-6167
料金 一般2,000円
    ※支部会員・駒桜会員・女性・障がい者・60歳以上・学生は1,500円 各種割引あり
出演 解説=森内俊之竜王  聞き手=山田久美女流四段  駒操作=真木野芳紀初段

http://dojo.shogi.or.jp/event/index.html

Tokyo


【関西将棋会館】
日時 10月7日(火)17時30分開場 18時開始
会場 関西将棋会館
    TEL:06-6451-0220
料金 一般1,500円
    ※支部会員・女性・障がい者・65歳以上・学生は1,200円 道場割引あり
出演 解説=淡路仁茂九段  南芳一九段  聞き手=北村桂香女流1級

http://www.shogi.or.jp/kansai/club/kaisetsukai.html

Kansai
(牛蒡)

検分

対局室は離れにある「九重」。前期第5局と同じ対局室です。検分は18時45分から数分ほど行われました。庭に面した窓のすだれを下げるかどうかについては、明日朝の様子を見て決めることになりました。

A200 (羽生善治王座)

A207 (豊島将之七段)

A257

A235

A232_1 (すだれの下げ具合について検討中)

A279 (検分は5分ほどで終了した)

A267 (掬水師作、水無瀬書。盤駒等は連盟所蔵のものが使われる)

(牛蒡)

常磐ホテル

常磐ホテルは昭和4年に創業。美しい日本庭園と湯村温泉の源泉を持つホテルです。皇室の宿泊も多く、「甲府の迎賓館」と言われています。井伏鱒二や山口瞳など、多くの文豪も定宿にしてきました。山梨のブランド牛「甲州牛」や甲州一の銘柄豚「ワイントン」をはじめ、地元で採れた新鮮素材をいかした料理も楽しめます。将棋や囲碁のタイトル戦も数多く開催しており、最近では前期王座戦第5局(棋譜ブログ)が行われました。

A152 (常磐ホテル)

A143_1 (館内には将棋・囲碁のタイトル戦の写真が飾られている)

A144 (第61期王座戦第5局、羽生善治王座と中村太地六段)

A141 (名棋士たちの色紙)

A146 (昭和36年 九重にて 井伏鱒二)

(牛蒡)

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