15時30分過ぎ、渡辺竜王大長考で激しい順へ
△５五角に対して渡辺竜王は１時間少々の長考で▲８二とと引きました。大内九段が「引く手があるかどうか」、Twitter解説の宮田六段も「引きたいが怖い」といっていた手。妥協のない一手で局面は激しさを増していきそうです。
以下棋譜コメントより抜粋。
進行の一例は△６五桂▲７二と△４六角▲６二と△同金▲４六歩△５七桂成▲同玉△５九飛（参考図）。大内九段と木村八段の継ぎ盤も△５九飛の局面で止まっている。
控室では△５九飛以下の検討が進められていますが、先手が受けきれる展開がなかなか出ててきません。△５九飛以下、検討の一例は▲５八歩△５五飛▲５六銀△同飛▲同玉△５八飛成▲５七歩△３八竜（参考２図）。この局面は先手玉が△５五銀▲同玉△５四歩▲同玉△５三金▲５五玉△６四金以下の詰めろになっており、先手負けとのことです。
（あづま荘中庭のモミジ。枝先が色づき始めている）
（八雲）