本局の使用駒は桂山作淇洲書（双玉）の盛上駒。

（吟）

将棋会館近くの鳩森神社、涼しげな木立の通路が暑さを和らげてくれる。

毎年、恒例の大山十五世名人記念各町対抗並個人戦が今年は７月30日に開催される。

（吟）

13時５分頃に入室した山崎七段。中川七段が△８二飛とした局面を見て、表情が歪んだ。

（吟）

記録係の高野智史初段（15歳、木村一基八段門下）の「時間になりました」に、
中川七段は大きな声で「ハイ！」と応えた。険しい表情で盤面を凝視している。

再開後、しばらくして△８二飛を着手した中川七段

（吟）

昼食休憩までの飯塚六段の感想
「もの凄く緩やかな進行ですね。すでに定跡形から、離れつつあります。通常はお昼休憩までは30手～40手ぐらい進むものです。しばらくは両者とも陣形整備に手間をかけるのではないでしょうか。ここからの構想力が問われますね」。

昼食休憩までの消費時間は山崎七段は１時間17分、中川七段は42分。

中川七段は中華丼（大盛）を注文。

山崎七段は昼食の注文はなかった。

（吟）

ここまでの消費時間は先手の山崎七段が59分、後手の中川七段は２分と
差がついている。図の▲７六歩に中川七段は△８六歩と突いた。

（吟）

本局のネット中継解説は飯塚祐紀六段。

飯塚六段と検討をする野月浩貴七段。

控え室では、王座戦中継サイトを経由して、日本経済新聞の定期購読（６カ月以上）を申し込みした先着20人に羽生善治王座の直筆サイン入り著書をプレゼントするキャンペーンが始まった事が話題に。

プレゼントするのは、羽生王座とスポーツジャーナリスト、二宮清純氏の共著『歩を「と金」に変える人材活用術』（日本経済新聞出版社刊）。ネットで申し込みした人が対象で、王座戦中継サイトにある専用バナーをクリックすれば購読申込ページに移ることができる。

（吟）

２分考えて、初手▲２六歩を着手する山崎隆之七段

山崎七段の▲２六歩に△８四歩と応じた中川大輔七段

（吟）

おはようございます。本日も１日よろしくお願い致します。

対局前に集中力を高める中川大輔七段

こちらも気合漲る山崎隆之七段

両者とも丁寧に、そして力強く駒を並べていく。

（吟）

（▲西川－△矢内戦の感想戦に観戦記担当の近藤六段とネット解説を務めた田村六段が観戦していた）


（感想戦での西川四段、矢内女王）