2014年5月26日 (月)

57_2それぞれの玉頭で戦いが始まっています。気になるのは消費時間の差。千田四段は3時間41分、木村八段は2時間59分。千田四段は残り19分です。
18時10分ごろ、鈴木大介八段が控室へ。図から「△2四同歩▲3四歩の攻めがうるさそう」と話しています。△2四同歩▲3四歩△同銀▲2四飛に(1)△2三歩▲3四銀△2四歩は▲2三歩が入ります。(2)△2三銀打は▲8七飛でどうか。

G017 (鈴木八段)

(牛蒡)

47先手の金矢倉が完成しました。後手は1歩得ですが、自陣に嫌みがついているので、攻め方が難しいようです。「早囲いで6四銀・7三桂の形をつくるなど、序盤は後手の主張が目立ちましたが、先手も歩を持った状態で銀を五段目に繰り出すことができました。私は先手を持って指してみたいです」と岡崎六段。

F002 (控室のモニターで盤面と対局者の様子が確認できる)

(牛蒡)

44図の局面で千田四段は▲3五銀と引きました。「ひえー」と佐々木勇五段、「きたきた」と伊藤真五段。普通に指すなら▲3三銀成△同金上が思い浮かぶところです。攻めの銀と守りの銀の交換になり、手番も握れます。そのいずれも放棄する▲3五銀は意表の手。千田四段独自の感性がでた手といえるかもしれません。

「先手は一連の攻めで1歩損になりましたが、歩切れは解消できました。これは先手のポイントです。▲3五銀に△8四歩▲7八金△7二飛は今度こそ▲2四歩から銀交換をするかもしれません。▲8三銀の打ち込みがあります」と岡崎六段。4六銀・3七桂型(後手なので6四銀・7三桂型)でよくみる攻め形は使いにくいようです。岡崎六段は「後手の方針が難しい」と付け加えました。

B021
(牛蒡)

千田四段が41手目に長考しています。写真は16時30分ごろの天井カメラの映像。記録机の千田四段側に小さな紙が出されています。これは残り時間の早見表。1から60までの数字が書かれており、残り1時間を切ると数字をひとつずつ消していきます。

1630
(牛蒡)

伊藤真吾五段と佐々木勇気五段が訪れています。41手目に▲2四歩と▲7八金を検討しています。▲2四歩の意味は△同歩▲7八金△3七歩成▲同角△4五歩(銀取り)に▲2四銀を用意したものです。▲2四歩△同歩▲同銀も調べられています。

F037 (伊藤真吾五段)

F025 (佐々木勇気五段)

F020
(牛蒡)

40木村八段は3一角を5三に上がりました。2筋に備えていないように見えますが、▲2四歩△同歩▲同銀には△2三歩があります。千田四段は▲3六歩(37手目)に20分考えましたが、ここでも時間を使いそうです。本局は2筋の攻防だけでなく、6九金の動向に注目です。最後まで6九金型で戦うのか。▲7八金と締まるにしても、どのタイミングで指すのか。

(牛蒡)