本局の使用駒 (検分時に駒の撮影をお願いすると「こんな感じですか」と駒を並べてくれる屋敷九段) (地元愛棋家のかたが所蔵する駒を使っている。香月作の駒で書体は錦旗) (昼食休憩時の盤面。手前が先手の広瀬八段)
1日目 午後の控室 (色紙に揮毫する阿久津八段) (北海道出身で広瀬八段の兄弟子である野月浩貴七段が控室へ。野月七段は昨日、都内で公式戦を指していた) (阿久津八段はときおり色紙を書く手を止めて検討に加わる) (しばらくして屋敷九段は封筒の表書きを始めた。封じ手の準備だ)
羽生王位の新趣向 図は▲3六飛に対し△3三銀と上がったところ。この手が羽生王位の新趣向だ。「△3三銀は指しにくい手ですね。ひとまず後手の狙いは△2八歩です。先手は▲2二歩と打って△同銀なら1歩で1手を交換したことになります。△同金なら4三が薄くなるので、そこで何かあるかどうか。▲2四歩の垂らしもありそうですが、△同銀と取られてしまう可能性があります。いずれにしても広瀬さんは時間を使うでしょうね」と阿久津八段。 (新たな趣向を見せた羽生王位)
どこで変化するか 図の△4四角まで前例は2局。1号局は▲羽生善治三冠-△渡辺明竜王戦(A級順位戦・平成25年10月)、2号局は▲佐藤天彦八段-△阿久津主税八段戦(王座戦本戦・今年5月)だ。本局、副立会の阿久津八段は「6手目に手が代わると思います」と話す。阿久津八段の実戦は▲3六飛△8八歩▲7七桂△同桂成▲同金(参考図)に△8九歩成としていた。△8九歩成で阿久津八段は手を代えると見ているのだ。 (対局開始を見守った阿久津八段)