2015年8月 6日 (木)

Dsc_0614 (激闘の興奮冷めやらぬ対局室)

Dsc_0618 (地元の北海道で待望のシリーズ初勝利を挙げた広瀬八段)

―― 横歩取りの出だしから、うまく2歩得という構図になりましたが、どうだったのでしょうか。

広瀬 ちょっと自陣に角を打つようでは……

―― ▲2二歩から▲3四桂と攻めていった辺りは?

広瀬 受け一方ではきついので。

―― 際どい終盤戦になりましたが。

広瀬 5六の銀を取られて、あそこはハッキリダメだと思いました。 ―― 勝ちを意識されたのは?

広瀬 ▲5三銀から1度清算して、詰むのかなと。

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―― 馬と2歩得の構図になりましたが、分かれはいかがでしたか。 羽生 馬があまり使えないので、ちょっと苦しいかなと思って指してました。

―― その後、攻められる展開になったのですが。

羽生 ずっと自信がないです。

―― 3六の銀を食いちぎって△7六桂と反撃しましたが。

羽生 終盤の入口辺りは難しくなったと思ったのですが、読みきれなかったです。

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広瀬八段が▲3六歩と飛車を取った局面。飛車を取ったことで▲6一角△5二桂▲3四金以下の詰めろになっている。ただ後手も△7八角▲5九玉△4八銀▲同銀△5六角成と銀を抜く手が△4九金打▲5八玉△4八金寄▲6八玉△7八成桂までの詰めろ。5六の馬が厚く控室では後手が勝っていると見られている。

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羽生王位は△8八桂成と金を取って決めにいく。左右挟撃で先手玉は受けにくい格好だ。▲2三桂成△同玉▲2五歩の攻めは桂を渡すので△3六飛▲同歩で先手玉が詰んでもおかしくないと屋敷九段は話す。△8八桂成まで広瀬八段の残りが14分、羽生王位が17分。

 

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先手が▲1五桂と2三の金を狙った局面。「後手は玉が露出しないように2二へ埋めるか、△3二金と寄るか。△3三金上もありますね。後手が優勢といっていい局面だと思います」と屋敷九段。

Dsc_0519 (羽生王位は本局に勝てば通算勝数が1321勝となり、歴代単独2位になる)