2016年9月13日 (火)

Img_5694終局直後に両者のインタビューが行われた。

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快勝でカド番をしのいだ羽生王位。

【羽生王位の談話】
――本局を振り返っていかがでしたか。
「ちょっと待ってるだけの将棋になってしまってて、そんなに積極的によくする感じではなかったのですが。お昼休みの局面(58手目)のところが、非常に難しくて、何をやるのが正しいのか、よくわからなかったです」

――本譜は馬を作りましたが、そのあたりは。
「向こうが難しいとは思ったのですが。うーん、5七に桂を成った局面は、さすがにちょっといいんじゃないかと思ったんですけど。でも、はっきりはしてないですね。いろいろこっちも端が嫌味な形なので。怖いところもかなりあると思っていました」

――終盤はいかがでしたか。
「よくわからなかったですが、駒得している分、ちょっといいんじゃないかと思いました」

Img_5704木村八段は最終局でタイトル奪取に再チャレンジ。

【木村八段の談話】
――本局を振り返っていかがでしたか。
「ちょっと、作戦がうまくいっていないような気がしました。初日から。途中大きなミスが出たので、それはみっともないことをしましたね。次はないようにしたいです」

局面は、やや差が詰まったものの最終盤となって、控室は終局近しの雰囲気に包まれています。

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Img_5680勝又清和六段(右)と高見泰地五段。

Img_5687王位3期の実力者、深浦康市九段も来訪している。

87図は17時25分頃の局面。
少しずつですが差が詰まっている、と控室の検討陣。ただ、同時にゴールも着々と近づいてきています。最後の直線で勝負に持ち込むためには、どこかでもう一歩、大きく差を詰める必要があります。

Img_5354陣屋の庭からレストランのテラス席を望んで。

74図は16時25分頃の局面。
「投了もありうる」そういわれていた前図から、木村八段は▲9五歩と突いて攻めに転じました。まだまだ気合は十分です。ただ、後手大優勢の評判は変わっていません。攻め合いの中に活路を見いだすことはできるでしょうか。

Img_5672現地大盤解説会は理事として控室に来訪した青野照市九段が飛び入り参加。

2016091270図は15時過ぎの局面。
△5七桂成が、控室でも見落とされていたタダ捨ての妙手です。▲5七同金が普通の応じ方ですが、以下△4五歩▲2四角に△2一飛(参考図)が絶好の飛車回り。これは後手大優勢で、投了すら考えるほどの差だといわれています。

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Img_5579大ピンチに陥った木村八段。粘る筋はあるのか。