2017年8月29日 (火)

2912時30分を回り、図の局面で菅井七段が51分使って昼食休憩に入りました。消費時間は▲羽生1時間31分、△菅井1時間40分。昼食の注文は羽生王位が「鉄火丼」、菅井七段が「天ぷらうどん」。対局は13時30分に再開します。
「3二飛と3三金が見ない組み合わせなので、振り飛車の次の一手が予想しづらいですね。菅井さんがどういう構想を描いているのか。例えば△6四銀から△4二角と打つか、△3四金から△3三桂とするか。ちょっとわからないです」(福崎九段)

Img_7773 鉄火丼。マグロは漬けにするのが徳島流とのことだ。

Img_7772 天ぷらうどん。

対局場の渭水苑は、個人の邸宅として建てられた日本家屋を料亭に改装されたもの。約1000坪の日本庭園を眺めながら、四季折々の旬の素材を使った懐石料理を味わえます。王位戦の徳島対局では定宿となっており、数々の名勝負が行われてきました。
渭水苑で行われた対局については、昨年のブログ記事に詳しいのでご参照ください。

Img_7750

Img_7751

Img_7748

Img_7753

Img_7746

10時半頃、控室では今泉健司四段が継ぎ盤で検討しています。

Img_773720手目棋譜コメントから抜粋。
「後手はガラス細工みたいな将棋です。完成すれば美しいけど、1歩間違えるとパリンと割れてしまう。それほど繊細な作戦だと思います」(今泉四段)

20

10時前、対局者におやつが運ばれました。注文は羽生王位が「和菓子と抹茶」、菅井七段が「フルーツ盛り合わせ」。器は徳島の焼き物「大谷焼」が使われています。

Img_7730 羽生王位注文の和菓子と抹茶。

Img_7733 菅井七段の注文は今シリーズて定番となっているフルーツ盛り合わせ。二皿に分けられているのは、菅井七段の要望とのこと。大皿だと対局室で食べにくいのだろう。フルーツは夕張メロン、マンゴー、ブルーベリー、パイン、シャインマスカット、スイカ。

10図は9時20分頃の局面。菅井七段は4手目△3二金、6手目△3三角から角交換を誘い、阪田流向かい飛車と思わせる手順を見せました。ところが、そのあと飛車を振ったのは3二です。これは見たことのない手。控室の検討陣が驚きの声を上げています。
「△3二飛の意味は……いまのところよくわからない。相手の意表をつくのが一番の狙いなのかなと思っています」(福崎九段)