2026年7月 4日 (土)

本局の観戦記は小池大志さんが担当します。北海道新聞・東京新聞・中日新聞・神戸新聞・徳島新聞・西日本新聞の各紙に掲載されます。中日新聞Webにも勝又清和七段が執筆する記事が掲載されます。

Dsc01608

(控室で検討中の森内九段=左、勝又七段=右)

2026070443

戦型は角換わり腰掛け銀になりました。後手が右玉に組み、先手が穴熊を目指す流れは定跡の一つ。上図は前期の王位戦七番勝負第5局で類似形(先手の手番)が現れています。藤井王位と伊藤二冠の対局では、2024年6月の叡王戦五番勝負第5局が同一局面。伊藤二冠(当時七段)が藤井王位の八冠独占を崩した歴史的な一局です。因縁の局面が本局で再び現れました。

10時、午前のおやつの時間になりました。注文は藤井王位が濱松うなぎのぼり天竜茶、温かい緑茶。伊藤二冠が浜松抹茶のティラミス、フレッシュメロンジュースです。濱松うなぎのぼりは、浜名湖産うなぎの骨のパウダーを練り込んだパイ包みのお菓子。生地と餡に天竜茶が使われています。浜松抹茶のティラミスは浜松産の高級抹茶を使い、駒を模したチョコレートをのせました。浜松市はメロンの名産地としても知られます。地元の名物を使ったメニューになりました。

Dsc01627

Dsc01679

対局室には挑戦者、王位の順に入室しました。藤井王位が駒箱を開けて、伊藤二冠と駒を並べていきます。駒を並べ終えると記録係の小林三段が振り駒を行い、歩が3枚出て第1局は藤井王位の先手番に決まりました。定刻の10時、森内九段が開始を告げて対局が始まりました。

Dsc01201

Dsc01230

Dsc01288

Dsc01419

Dsc01428001

Dsc01440

Dsc01527001

Dsc01486

Dsc01560

Dsc01570

2026年7月 3日 (金)

2日目の7月5日(日)はオークラアクトシティホテル浜松で大盤解説会を開催します。藤井猛九段、斎藤明日斗六段、宮嶋健太四段、野原未蘭女流二段が担当します。

【現地大盤解説会】
https://static.chunichi.co.jp/chunichi/pages/event/ouisen1st/

東京の駒テラス西参道でも大盤解説会が開かれます。解説は深浦康市九段、聞き手は内山あや女流二段。深浦九段は王位3期の実績があり、タイトル戦の対局者ならではの話が聞けそうです。

【駒テラス西参道|大盤解説会&指導対局会】
https://www.komaterrace.com/info/2026/06272002223287.html

対局の模様は中日新聞・東京新聞のYouTubeチャンネルで配信します。

【中日新聞 東京新聞 YouTube(1日目)】
https://www.youtube.com/watch?v=D6BLL-TyIcc

【中日新聞 東京新聞 YouTube(1日目)】
https://www.youtube.com/watch?v=bwW1GeX5Vjo

ABEMAの出演は1日目が鈴木大介九段、田中悠一六段、内山あや女流二段、山口仁子梨女流1級。2日目が佐藤康光九段、西尾明七段、和田あき女流二段、加藤結李愛女流二段です。

【ABEMA(1日目)】
https://abema.tv/channels/shogi/slots/9abbTXf7PSYYP1

【ABEMA(2日目)】
https://abema.tv/channels/shogi/slots/9abbV3qK3G5PMH

藤井王位と伊藤二冠が前夜祭の会場をあとにすると、森内九段と神谷八段の両立会人に加え、藤井王位の師匠、杉本昌隆八段が登壇しました。杉本昌八段は柵木幹太五段、室田伊緒女流三段とともに観戦ツアーのアテンドを担当します。

神谷八段といえば28連勝という大記録の持ち主。これを塗り替えたのが当時四段の藤井王位でした。神谷八段は「すごい昔のこと。応仁の乱くらい」とジョークを飛ばして笑いを誘います。森内九段は「最近の藤井王位の強さは神がかっている。伊藤二冠は接戦に強い印象。どちらが勝つかわからないような終盤に持ち込めれば、伊藤二冠にもチャンスがあると思う」、杉本昌八段は「藤井王位と伊藤二冠はよくも悪くもかみ合わない部分がある。それがどちらに出るかで結果も変わってくる」と、棋風の違いから戦いの展望を語りました。

最後のお楽しみ抽選会には柵木五段も登場。前夜祭は盛会のうちに閉幕しました。

Dsc01131

Dsc01176