2022年9月 4日 (日)

16時前に検分が行われました。特に問題はありませんでしたが、冷房が豊島九段側にあるため、風向きの調節を行うことに決まりました。

Dsc_0461_2(右から青野九段、宮原三段、千葉七段)

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Dsc_0482(藤井王位)

Dsc_0489 (豊島九段)

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以上で本日の更新を終わります。明日もどうぞよろしくお願いいたします。

一行は牧之原市に到着後、「静波サーフスタジアムPerfectSwell」にて記念撮影を行いました。今年8月にオープンしたばかりの施設で、日本初の次世代型ウェーブプールが特徴です。牧之原市はサーフィンにも力を入れており、こちらは練習場としても使われています。

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藤井聡太王位に豊島将之九段が挑戦するお~いお茶杯第63期王位戦七番勝負は第5局を迎えました。ここまで藤井王位が3勝1敗(●○○○)とリードし、防衛にあと1勝としています。
9月5・6日(月・火)、静岡県牧之原市「平田寺」で行われます。9時に対局開始。昼食休憩は12時30分から13時30分。1日目は18時を回ると手番の棋士が封じ手を行い、明日に指し継がれます。先手番は豊島九段です。
立会人は青野照市九段、副立会人と現地大盤解説会の解説は千葉幸生七段、現地大盤解説会の聞き手は竹部さゆり女流四段、記録係は宮原暁月三段(中川大輔八段門下)が務めます。
本局の中継は、棋譜コメント入力を玉響、ブログを生姜が担当します。よろしくお願いいたします。

※現地大盤解説会は事前申し込み制で応募は終了しています。

【第5局主催 東京新聞】
https://www.tokyo-np.co.jp/

【中日新聞】
https://www.chunichi.co.jp/

【株式会社伊藤園】
https://www.itoen.co.jp/

2022年8月25日 (木)

感想戦
(感想戦)

豊島九段

藤井王位

豊島九段

藤井王位

以上で、お~いお茶杯第63期王位戦七番勝負第4局の中継を終了いたします。次戦、第5局は9月5、6日(月、火)に静岡県牧之原市「平田寺」で行われますので、お楽しみに。本日はご観戦ありがとうございました。

終局後
(インタビューのあと、両対局者は大盤解説会場に向かった)

大盤解説会場

藤井王位

「本日は大盤解説会に多くの方にお越しいただきまして、ありがとうございます。本局は構想の立て方や形勢判断がとても難しい将棋で、長考しても分からないところが多かったと思います。また一週間少し辺りで第5局があるので、そちらもしっかり、いい状態で臨めるようにやっていきたいと思います」(藤井)

豊島九段

「多くの方にお越しいただきまして、ありがとうございました。何回か悪手があって競り合いの将棋にできなかったのは残念ですが、多くの方にご心配をおかけしましたけれども、今日の対局は体調的に問題なく指せたので、また次局以降も頑張っていきたいと思っています」(豊島)

一礼
(多くのファンの拍手の中、両対局者は会場をあとにした)

終局直後
(終局直後の様子)

藤井聡太王位

■勝った藤井聡太王位のコメント

── 角換わり腰掛け銀で、▲4五銀(43手目)から銀交換になりました。
藤井 ▲4五銀から銀交換になって、こちらが手得をした形にはなったのですが、それを生かせるかどうかは難しいと思っていました。

── そのあと▲4七玉(51手目)~▲5五歩と、中央を手厚くする構想でした。
藤井 先手なので主張を作りにいかなくてはいけないと思って▲5五歩と突いたのですが、ただ、△6三角と打たれてみると4七の玉が不安定なので、ちょっと失敗したのかなと思っていました。

── 封じ手の△8六銀(56手目)については。
藤井 予想していた手ではなかったのですが、ただ、打たれてみて、こちらがどう指すのか難しいと思っていました。

── ▲5六角(59手目)の手応えは。
藤井 手が広いところで、▲5六角もいい位置なのかどうか分からなかったです。

── そのあと8筋から殺到される形になりました。
藤井 △8八飛成(66手目)に▲5八金寄では、あまり自信が持てる展開ではないのかなと思っていました。

── ▲2二銀(79手目)から挟み撃ちにする構想は。
藤井 銀打ちで後手玉にもプレッシャーをかける形になったので、その辺り、流れとしては悪くないのかなと思って指していました。

── 終盤▲3三銀成(89手目)~▲4一銀が鋭かったのですが。
藤井 本譜の形が詰まなければ、という風には考えていました。

── 一局を振り返って。
藤井 序盤から見慣れない形で、局面の判断であったり、構想を立てたりが難しかったと思います。

── 次戦に向けて。
藤井 第5局は10日後ぐらいということで、それまでにしっかり準備をして、またいい状態で臨めればと思います。

豊島将之九段

■敗れた豊島将之九段のコメント

── 角換わり腰掛け銀の序盤戦、▲4五銀(43手目)から銀交換になりました。序盤の駒組みはいかがでしたか。
豊島 ちょっと手が遅れているのでそんなに自信はなかったですが、仕方のない展開とは思っていました。

── 先手が▲5五歩(53手目)から盛り上がる構想はいかがでしたか。
豊島 △6三角(54手目)があまりよくなかったかもしれません。もうちょっと待つしかなかったかもしれません。指す手は難しいですが、△7二金と指さないといけなかったかなと思います。それでも5筋の位を取られているので、最終的には打開されてまずくなっているかもしれないけど、本譜はよくなかった気がします。

── △8六銀(封じ手・56手目)は強手で驚きましたが、大変と思った中での選択でしたか。
豊島 △6三角だけ打ってじっとしているのもどんどん先手の形がよくなっていきますし、どうやってもよくならないかなと。△8六銀はまずいかもしれないですが、一番可能性がある手と思って選びました。

── △8七歩成(60手目)に▲6八銀と先手が対応したあたりはいかがでしたか。
豊島 先手の対応はいろいろあると思いました。そのあと、△3五歩(68手目)と手拍子で指してしまったのがよくなかったです。▲5八金寄(67手目)のところでもっと考えないといけなかったです。銀桂損なので悪いかもしれないです。△3五歩に代わる手も難しいですが、そのあと▲3四歩(71手目)と突かれてから長考になったのは、時間の使い方がよくなかったですね。

── そうすると、△9九竜(72手目)のあたりは苦しいでしょうか。
豊島 △9九竜は竜の利きがなくなるのでまずいですが、△2二銀と引いてもよくならないですし、やっぱり△3五歩(68手目)がよくなかったですね。

── 本局全体を振り返っていただけますか。
豊島 封じ手直前の構想がよくなかったのと、▲5八金寄(67手目)の局面で考えないといけなかったですね。

── 次局、静岡県牧之原市での対局に向けてひとことお願いします。
豊島 また切り替えてがんばりたいと思います。


(書き起こし:翔/写真:夏芽)