2012年7月10日 (火)

16時頃、控室では立会人の深浦九段が封じ手の準備をしていた。封筒に対局場所、対局者と立会人の名前を書いていく。18時を過ぎると次の手は封じられ、その時点で手番になっている棋士は指し手を決め、用紙に記入して立会人に預ける。そしてあす二日目朝に封じ手が開封されることになる。

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(深浦九段と杉本七段が封筒に署名する)

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(その様子を井道女流初段が写真に撮る)

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_21_2図は15時過ぎの局面。羽生王位は▲5六銀(図)と出て腰掛け銀に構えた。居飛車は通常▲5六歩~▲5七銀と使うことが多いが、角交換型の将棋ではスキをなくすために本譜のような駒組みをすることがよくある。

【Twitter解説】
山崎隆之>おやつの時間ですね。こちらも、予想が当たらなくなりましたのでぷっちんプリンで栄養補給。さて手が広く難しいところですが、藤井九段ということで意欲的な△3五歩を予想いたします。自分なら△5二金左ですが△3五歩に憧れます。

15時30分になろうかという頃、藤井九段が△7二銀を着手。美濃囲いだ。後手の囲いは穴熊と見られていただけに、控室では驚きの声が上がった。

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15時、対局室におやつが運ばれた。メニューは羽生王位がどら焼きとレモンティー、藤井九段がマンゴーとアイスコーヒー。

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(どら焼き、レモンティー)

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(マンゴー、アイスコーヒー)

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14時40分頃、控室では同じ戦型の▲村山慈明五段(現六段)-△藤井猛九段戦を検討している。今年3月に行われた挑戦者決定リーグ(白組)での対局だ。

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第53期王位戦挑戦者決定リーグ白組
開始日時:2012/03/08 10:00
終了日時:2012/03/08 19:03
先手:村山慈明五段
後手:藤井猛九段

▲7六歩 △3四歩 ▲2六歩 △4二飛 ▲6八玉 △8八角成
▲同 銀 △6二玉 ▲7八玉 △7二玉 ▲4八銀 △2二銀
▲9六歩 △8二玉 ▲9五歩 △3三銀 ▲7七銀 △7二金
▲8八玉 △2四歩 ▲7八金 △3五歩 ▲5六歩 △3四銀
▲5七銀 △9二香 ▲5八金 △9一玉 ▲6八金右 △5二金
▲9八香 △8二銀 ▲9九玉 △6二金左 ▲5五歩 △4四歩
▲8八銀 △1四歩 ▲1六歩 △2二飛 ▲6六銀 △4三銀
▲7九金 △5二銀 ▲7八金寄 △7一金(図)▲8六歩 △5六角
▲6九角 △6四歩 ▲7七金 △3三桂 ▲5七銀 △7四角
▲4六銀 △4五桂 ▲7五歩 △6五角 ▲6六歩 △2一角
▲7八角 △6三銀 ▲5八飛 △6五歩 ▲6八飛 △6六歩
▲同 飛 △6四歩 ▲3五銀 △5七桂成 ▲3六飛 △6五角
▲4四銀 △3二飛 ▲同飛成 △同 角 ▲6九歩 △2八飛
▲1七桂 △1五歩 ▲3一飛 △6五角 ▲7四歩 △1六歩
▲1一飛成 △1七歩成 ▲4五角 △7四歩 ▲7三歩 △5四歩
▲同 歩 △同 銀 ▲5三銀成 △4五銀 ▲6二成銀 △5四角打
▲7六香 △6二金 ▲5五歩 △6三角 ▲7二金 △同 角
▲同歩成 △同 金
まで104手で後手の勝ち

Sankou1この将棋では互いに穴熊に組んだが、図の局面で先手が手詰まりになり指しにくくなった。

本局ではどのような駒組みを目指すのだろうか。深浦九段は、「後手は穴熊にすると思います。美濃囲いにした例はあまり見ないですね。先手はいろいろな選択がありますが、穴熊か位取りが有力です」と話した。


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大盤解説会の聞き手を担当する井道女流初段が、地元支部の方とともに松本城へ。同行して城の様子を写真に収めた。松本城は別名烏(からす)城とも呼ばれており、天守は国宝に指定されている。

■パンフレットから
松本城は、戦国時代に造られた深志城が始まり。天正十年(1582)に小笠原貞慶が、本能寺の変による動乱の虚に乗じて深志城を回復し、名を松本城と改めた。天守の築造は、文禄二年~三年(1593~94)に行われたと考えられている。

松本城は、市の公式ホームページにあるライブカメラの映像からも見ることができる。

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