お~いお茶杯第64期王位戦七番勝負第5局 Feed

2023年8月23日 (水)

おはようございます。現地の朝は晴れていますが、次第に雨に変わる見込みです。9時に佐々木七段の封じ手が開封され、対局が指し継がれます。持ち時間8時間のうち、1日目の消費時間は▲藤井3時間15分、△佐々木4時間23分。一日のスケジュールは下記のとおり。

~9:00 1日目の指し手再現
9:00   封じ手開封、対局開始
10:00 午前のおやつ
12:30~13:30 昼食休憩
15:00 午後のおやつ、現地大盤解説会開始(当日受付はございません
??? 終局
Niji(徳島の街に虹がかかる)

2023年8月22日 (火)

関係者に封じ手予想を尋ねました。
Img_1128_2「単に△3五歩では、▲同歩△同金に▲6八玉とかわされて自信がありませんでした。△1四角と打って、▲4七銀なら△3五歩と合わせます。以下(1)▲同歩は△同金で前進できますし、(2)▲6八玉なら△3六歩と取り込むのが大きいです」(中村修九段 )
Img_1200「△5二玉を予想します。「居玉は避けよ」にならった一手で、初心者講座でもよく教えている格言です」(武市七段)
Img_1125_2「△7四歩と突いて桂の活用も目指します」(藤井初段)
Img_0978「△5四金を予想します。以下▲5六歩に△6五歩と突いて、(A)▲5七銀引なら満足と見ます。(B)▲5五銀は△同金▲同歩△6六歩で、以下▲同歩は△5六角が金の両取りになります」(松下初段)

以上で本日のブログ更新を終了します。封じ手は翌日9時に開封されます。

18時、封じ手の時刻となり、佐々木七段が次の手を封じました。
20230822img_1259(佐々木七段が離れたあとの対局室)
20230822img_1252(藤井王位は棋譜用紙を借りて、これまでの進行を追う)
Img_1262

Img_1268(藤井王位も封を確認してサインした)
20230822img_1273(佐々木七段から立会人に手渡された)
20230822img_1287(駒を片づけて、一日目が終了した)

▲4六歩

時刻は18時を回り、図の45手目▲4六歩の局面で佐々木七段が次の一手を封じました。封じ手の考慮時間は2時間4分。よって1日目の消費時間は▲藤井王位3時間15分、△佐々木七段4時間23分です。

封じ手は明日の9時に開封します。

202308224517時を回り、封じ手の時刻が近づいてきました。佐々木七段は1時間を超える長考で、次の手を模索しています。検討では△3五歩の開戦を検討していましたが、穏やかに指すなら△7四歩▲4七銀△7三桂という進行も有力のようです。
中村修九段は「方針が決まれば指すと思うのですが、この局面で封じ手になる可能性もなくはないと思います」と解説しました。

Nakamura(封じ手封筒にサインする中村修九段。いわく「普通のサインよりも緊張する」)
Takeichi(武市七段)

(撮影=夏芽)