終盤戦の入り口 2日目、昼食休憩明けから着手のペースが早まってきました。検討では、上図▲8三歩成に△同歩▲7三桂成△同桂▲同歩成△5六歩▲6三と△4一玉(変化図)として、以下▲7二とには△3五桂が痛打といわれています。しかし、佐々木七段は▲8三歩成に△同金(下図)とひねった順で対応します。上図から▲7三桂成は、後に△3五桂の反撃が厳しいので、控室では▲7三歩成が有力視されています。(佐々木七段はあとがない戦い)
阿波おどり会館 対局1日日、藤井女流初段と阿波おどり会館に足を運びました。(阿波おどり会館。後ろにそびえるのが眉山)(1階には名産品が並ぶ)(3階は阿波おどりミュージアム。阿波おどりの歴史と文化を学べる)(1991年に登場した阿波おどりロボット「オドロット」)(5階には徳島を愛したポルトガルの文豪・モラエス氏の資料が展示されている)
2日目昼食休憩 図の局面で藤井王位が39分を消費して12時30分となり、昼食休憩に入りました。ここまでの消費時間は▲藤井5時間21分、△佐々木5時間41分。昼食はどちらも鉄火丼です。対局再開は13時30分です。 (鉄火丼。数種類の小鉢も並ぶ)(たくさんの鮪に、いくらが乗せられている)
指導将棋教室 10時30分から、祥雲閣で子供指導将棋教室が開かれました。ファンとの集いが行われた部屋と同じで、15時からは大盤解説会も予定されています。(祥雲閣は渭水苑の向かいに位置する)(武市七段と藤井女流初段が講師を務める) (説明のあとには、指導将棋が待っている)
対抗の角打ち 封じ手の角打ちから数手後、藤井王位も角打ちで対抗しました。狙いは▲8三歩成△同歩▲同角成△同金▲同飛成の8筋突破にあります。一例として、△7四歩▲7五歩△5四歩▲7四歩△7六歩▲8五桂△5五歩▲8三歩成△同歩▲7三桂成(変化図)が並べられました。先手の角は狭く、△5四歩から△5五歩の2手で捕まります。この角がどのように働くかが、今後の展開を左右しそうです。(検分後の記念撮影。百日紅を背にして)