お~いお茶杯第64期王位戦七番勝負第2局 Feed

2023年7月14日 (金)

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局面は終盤に差し掛かったところです。15時40分、佐々木七段が20分ほど手を止めて考えています。先手陣は横からの攻めにもろく、△2九馬~△1八馬で飛車を取られるわけにいきません。福崎九段は「封じ手から流れが変わった」、村山八段は「封じ手以降、△7四角成~△8五馬の構想が素晴らしかった」とそれぞれ関係者に向けて本局の流れを解説しています。

Img_8359(苦しい局面を迎えている佐々木七段。何か策を探りたい)

6m02a_img_4789(山道は基本的に歩きやすく踏みならされている。木漏れ日が幻想的だ)

6m02b_img_4642(写真左手前で折り返す。有馬温泉付近の山道はこの繰り返しがしばらく続く)

6m02c_img_5042(進んでいくと、山道の表面が徐々にゴツゴツと)

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6m02e_img_5015(登山者とすれ違うこともしばしば。当時は土曜日の朝だったが、20人以上とあいさつをした)

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15時手前の局面です。継ぎ盤では△5五歩に▲3六歩で飛車を捕獲できるものの、△同飛▲同金△5六歩▲同歩△3九角▲4七飛△6六角成(変化図)が一例として示され、村山八段は手厚さが主張になるとして後手よしの見解でした。

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実戦は▲4七金に対して、△5五歩▲3六歩に△2五飛と寄っています。

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このあたりから両者の指し手のペースがともに上がっています。本局は両者とも長考がありましたが、現局面で残り時間にほとんど差はありません。

Img_8132_2(控室では後手よしといわれている)

15時、両対局者におやつが用意されました。注文は、藤井王位が「パインジュース」と「ジンジャーエール」、佐々木七段が「ソレイユ」と「ホットコーヒー」。藤井王位のドリンクは対局室に、佐々木七段のおやつとドリンクは対局者用控室にそれぞれ運ばれます。

Img_8405(藤井王位の注文)

Img_8387(佐々木七段の注文)

【午後のおやつ、藤井七冠はジュース2種 佐々木七段はケーキとコーヒー 将棋王位戦第2局2日目|神戸新聞NEXT】
https://www.kobe-np.co.jp/news/culture/202307/0016584360.shtml