【紅組】▲澤田-△佐藤天 佐藤天九段が中飛車に 図は東京の▲澤田-△佐藤天戦の11時15分頃の局面です。先手左美濃対後手雁木の相居飛車戦にもなりうる出だしから、佐藤天九段が30分の熟考で△5二飛と中飛車にし、対抗形になりました。 (佐藤天九段) (澤田七段)
【白組】▲永瀬-△近藤誠 相掛かりから、乱戦に 図は東京の▲永瀬-△近藤誠戦の11時頃の局面です。永瀬王座の誘いに近藤誠七段が乗る形で、すでに激しい順に突入しています。先手は竜を作っていますが、後手のほうも銀桂交換の駒得、かつ6二玉型が5二玉型と比べて竜から遠いので、バランスは取れているでしょうか。現局面から▲7七歩には、△2二角~△1二銀という順で竜を捕獲しにいく指し方が考えられそうです。 (永瀬王座) (近藤誠七段)
【白組】▲池永-△長谷部 早い進行 戦型は角換わり相下段飛車。対局開始から1時間ほどですが、すでに本格的な戦いが始まりつつあります。池永五段は軽い桂跳ねから2筋の歩を交換し、対する長谷部四段が逆サイドから反発したところです。 (池永五段は予定どおりと思われる出だし) (それは長谷部四段も同じようだ)
【紅組】▲豊島-△片上 後手ダイレクト向かい飛車 図は東京の▲豊島-△片上戦の10時55分頃の局面です。後手の片上七段は、9筋を突き越してのダイレクト向かい飛車にしました。▲8六歩と突いた先手の豊島竜王は、8七銀型に組みそうです。▲8七銀~▲9六歩で9筋を逆襲する筋を考えているのかもしれません。 (豊島竜王) (片上七段)