仕掛けた 藤井棋聖が24分の考慮で仕掛けました。先手がうまく攻撃態勢を作っている、と控室では見ており、しばらくは先手の攻めが続くと予想しています。仕掛けから数手はスラスラと進みましたが、△4五同歩▲同桂の局面で、木村王位が手を止めています。(2日目お昼を前に、いよいよ本格的な戦いに突入しそうだ)
控室の検討 控室では検討が熱心に行われています。淡路九段と都成六段が継ぎ盤を挟んでおり、現局面から△7三桂▲4七銀△6三銀▲4五歩と仕掛ける順が示されました。以下、△同歩▲同桂△2四銀(△4四銀は▲2四歩△同歩▲同角と角交換を迫れます)▲4四歩△同金▲2四角△同歩▲5三銀△4五金▲4二銀成△同飛▲5三角△4六歩(変化図)と進めており、こう進むと一転して激しい攻め合いになりそうです。
神戸新聞 本局の主催紙である神戸新聞では、昨日の対局についての様子が掲載されており、将棋欄は池田将之さんが執筆した第31期女流王位戦五番勝負第3局の観戦記を楽しめます。昨日の対局についての様子は、ウェブサイトの神戸新聞NEXTでも、ご覧いただけます。