第61期王位戦七番勝負第2局 Feed

2020年7月12日 (日)

Dsc_0111(会見を行う挑戦者の藤井七段)

――第2局に向けての抱負をお願いします。
藤井 持ち時間が長いので、一手一手考えて指していきたいと思います。

――木村王位の印象は。
藤井 予想以上に踏み込んでこられる手が多かったという印象でした。

――北海道の印象について教えてください。
藤井 昔、家族旅行で訪れたことがありまして、自然が豊かでおいしいものが多いという印象です。

――何を食べるかはもう決めているのでしょうか。
藤井 はい。ええと、明日になればわかると思いますので(笑)。

――封じ手をやってみたいと思っていますか。
藤井 展開次第かなと思っています。

――今回の七番勝負ではタイトル獲得の最年少記録更新がかかっていますが、意識はしていますか。
藤井 あまり意識はしていません。目の前の一局、一手一手に集中して、いい将棋をお見せできるように頑張りたいなと思います。

Dsc_0114

(書き起こし・文)

検分のあと、両対局者は、木村王位、藤井七段の順に、記者会見を行いました。

Dsc_0083_2(ときおり笑顔で会見を行う木村王位)

――第2局に向けての抱負をお願いします。
木村 第1局は負けてしまいましたが、スコアにかかわらず自分の力を出しきりたい。受けになりがちなので、積極性を出していきたいと思っています。いろいろ考えましたけど、全部はいえませんので(笑)。

――藤井七段の印象は。
木村 よく考える人だなあ、と感じました。

――対局場について。
木村 素晴らしい対局場を用意していただきました。棋士はいい内容の将棋を指すことしかできませんので、それで何かお返しできたらと思います。

――最年長タイトル獲得が話題になりましたが、この七番勝負にどのように臨みますか。
木村 将棋で年が上ということで得することは一つもありません(苦笑)。自分の力が出せるように努めるだけです。

Dsc_0086(書き起こし・文)

 

Dsc_0006(駒は2組用意された)

Dsc_0012(第2局で使用されることになった、竹風作錦旗書)

【北海道新聞 タイトル戦の将棋盤と駒 どう選ぶ?】
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/438651

Dsc_0055(対局室がやや暗いということで、予備のライト(右奥)も使用されることになった。盤が光らないように、角度を調整して、上に向けている)

木村一基王位に藤井聡太七段が挑む第61期王位戦七番勝負。第1局は挑戦者の藤井七段が先勝しました。
第2局(主催:北海道新聞社)は7月13・14日(月・火)北海道札幌市「ホテルエミシア札幌」で行われます。立会人は深浦康市九段、副立会人は野月浩貴八段。記録係は広森航汰三段(中座真七段門下)が務めます。
持ち時間は各8時間(2日制)。第2局の先手番は木村王位です。

Dsc_0001(明日から王位戦第2局が行われるホテルエミシア札幌)


中継は、棋譜コメント入力が文、ブログを吟が担当します。どうぞよろしくお願いします。

【北海道新聞 どうしん電子版】
https://www.hokkaido-np.co.jp/