11時15分ごろの棋士室 本局の控室は4階の水無瀬の間に設けられていますが、まだ午前中ということもあり、棋士の来訪はありません。そこで3階の棋士室をのぞいてみると、大人数居合わせており、練習将棋などが行われていました。(撮影許可をいただいています) (11時15分ごろ、棋士室は棋士や女流棋士、奨励会員でいっぱいだった) (大石直嗣六段。澤田六段の兄弟子にあたる) (阪口悟五段) (村田顕弘五段) (宮本広志五段) (星野良生四段) (長谷川優貴女流二段) (山口絵美菜女流1級)
11時ごろの局面 本局は8四歩型であるのがやや珍しく、12手目の△3二銀(下図)で早くも前例に別れを告げました。代えて△3二玉が1局指されていたところです。 以下、▲4八玉△3一玉▲3八玉△6四歩▲2八玉△6三銀▲3八銀△5二金右▲6六銀(下図)と進んで対局開始から1時間が経過。11時となったところで澤田六段は△4四歩を着手しました。似たような形は指されていますが、まだ前例への合流はありません。
対抗形 菅井七段の▲5六歩で始まった本局は、澤田六段が2手目に△8四歩と突き、居飛車で対抗する方針を示しました。その後8手目で角交換が行われると、菅井七段は向かい飛車に構えて振り飛車の作戦を示し、対抗形へと進みました。
対局開始 振り駒の結果、歩が3枚出て菅井七段の先手と決まり、定刻の10時に対局が開始されました。 (振り駒は歩が3枚、と金が2枚だった) (10時になって対局開始が告げられ、両対局者が一礼を交わした) (菅井七段の▲5六歩で対局開始) (澤田六段の2手目は△8四歩だった) (2手目△8四歩が指された局面)