第55期王位戦七番勝負第1局 Feed

2014年7月 9日 (水)

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図は17時40分過ぎの局面。

飯島七段は「確実に上から仕留めようということです。▲8五竜には△8二桂と確実に攻めて行けばいいと思います。△9五歩などもあります、▲同竜に△8八との活用が気持ちが良いです。(後手勝勢)」と解説します。

いよいよ「勝勢」の声です。

(野辺)

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17時10分過ぎ、羽生王位は▲9二飛と王手香取りに打って、▲9六飛成からの上部脱出に望みを託しました。

羽生王位が逃げられるのか、それとも木村八段が捕まえられるのか。

この手で飯島七段の形勢判断は後手優勢から形勢不明に変わりました。

手に汗握る終盤戦です。

(野辺)

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16時9分、木村八段は竜を逃げずに△6九銀と打ちました。

控室の杉本七段は「△5九竜でも△5九歩成でも良いと思っていたので驚きました。これはもう粘らせないぞ、という手ですね」と話します。

図から▲4八角△7八銀成▲同玉△4八飛成▲5二飛(参考図)△5九歩成が進行の一例で、

「ちょっとこわいんですけど、以下▲6八銀に△2四銀で後手が一手勝っていそうですか。なるほど、これで勝ちなら最も速い勝ち方ですね」と杉本七段は話します。

Sanko2

(野辺)

ホテルの方から控室に「かかし」の差し入れがありました。

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(名前の由来はかかしの形をしているから)

井道「実は私、食べるの初めてなんです。サクサクしていておいしい~」

中村修「ソースを付けなくてもおいしいね。うずらにソーセージ、下はハムでできてるのかな。ビールに合いそうだけど、日本酒にも合いそうだね」

井道「父の持ってきた日本酒ありますよ?」

中村修「いやいやいやいや」

とのことでした。

(野辺)

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15時30分からの大盤解説会は杉本七段に代わって中村修九段が解説しています。

写真は次の一手クイズの当選者を発表しているところ。

井道「○○さん、おめでとうございます。私が昔将棋を教わった○○さん、いらっしゃいますか~」

会場は大盛り上がりです。

(野辺)